「商用利用禁止」Webサービスをスクショ付きで紹介、著作権侵害で50万円請求
2019年2月23日 16:19
用意されている素材を組み合わせてキャラクターを作成する、いわゆる画像メーカーといったネットサービスは以前よりあるが、その1つである「強い女メーカー」というネットサービスをスクリーンショット付きで取り上げたブログの運営者に対し、法律事務所から著作権侵害を理由に50万円の損害賠償支払いなどを求める連絡が来るという事案が発生しているそうだ(支払いを求められたユーザーのブログ)。
この件については、法的請求を行っているU&T vessel法律事務所が見解を示している。これによると、「強い女メーカー」の作者から許諾を取らずに「商用利用と考えられる利用方法」で同サービスで作成した画像を使っているブログやウェブサイト等があり、それらに対し法的請求を行っているという。同事務所によると、「著作物や二次創作物を、アフィリエイト・広告収入等で経済的利益を得ることができる、ブログ・ウェブサイト等で利用すること」も商用利用に該当するという。
回支払いを求められたブログ運営者は「サービスを紹介しただけ」と主張している一方、法律事務所側は「サービス内のスクリーンショットを使っているので、著作権法に違反している」と主張しているという。
なお、今回問題となっている「強い女メーカー」はPicrewという画像を登録することで画像メーカーを作成できるサービスを利用している。このサービスでは画像メーカーの作者が、画像メーカーで生成した画像についてどういった範囲で利用できるかを指定できる機能があり、「強い女メーカー」では商用利用は禁止すると設定されている。