戦艦「比叡」、ソロモン諸島の海底で見つかる
2019年2月7日 09:01
Microsoftの共同創業者であり、昨年10月に死去していたポール・アレン氏は太平洋戦争で沈没した戦艦の調査を行う活動を行っていた。調査チームは今まで戦艦武蔵やインディアナポリス、戦艦山城などの戦艦を発見していたが、新たに戦艦比叡を発見したことが明らかになった(NHK)。
比叡が見つかったのはガダルカナル島の北側に位置するソロモン諸島・サボ島沖。サボ島の北西、深さ985mの海底に沈んでいたという。調査チームが撮影した海底の様子では、スクリューや砲身などとみられるものが確認できる。船体は真っ二つに分かれており、今回発見されたのはその後方約150mの部分。前方約70mの部分は見つかっていない。
当時の記録ではかじが効かなくなったために艦を放置したとされているが、映像中のかじの状態はそれを裏付けるもので、また船体が切断されていることは今回の発見で初めて分かったという。