1月のバイト・パート時給、全国的に前年比の上昇続く アイデム・ディップ調査

2019年2月6日 16:46

 求人サイトなどを運営するアイデムとディップが、2019年1月のアルバイト時給データを発表し、全国的にパートタイマーやアルバイトの時給が上がり続けていることが分かった。

【前月は】12月のアルバイト平均時給は1073円、5カ月連続増加 ディップ調査

■東日本、西日本ともに前期比プラス

 5日、求人メディア「イーアイデム」などを運営するアイデムが2019年1月におけるパート・アルバイトの募集時平均時給を発表した。東日本エリアの平均時給は前年同月比6.9%(71円)増の1,105円だった。職種別では、看護師や保育士などの専門・技術職が1,558円で同27.7%(338円)増と大きく伸びたほか、飲食サービス食が同3.5%(33円)の987円、清掃・メンテナンス職が同2.7%(28円)増の1,060円となっている。また西日本エリアの平均時給は同4.2%(42円)増の1,042円。職種別では、販売・接客サービス職が同4.8%(43円)増の937円、清掃・メンテナンス職が同3.9%(36円)増の948円、飲食サービス職が同2.8%(25円)増の934円と伸びている。

■大阪府のみが前年比マイナスに

 都道府県別では関東と関西の7都府県の時給を発表している。東京都の平均時給は前年同月比2.7%(30円)増の1,129円、神奈川県は同8.0%(87円)増の1,169円、埼玉県は同6.2%(62円)増の1,069円、千葉県は同6.5%(66円)増の1,075円、大阪府は同0.3%(3円)減の1,076円、兵庫県は同3.7%(36円)増の1,006円、京都府は同6.0%(58円)増の1,027円となっており、わずかながらも大阪府のみが前年比マイナスだった。

■バイトル調査でも前年比プラス

 5日、求人サイト「バイトル」などを運営するディップも2019年1月のアルバイト時給データを発表した。全国の平均時給は1,067円で前年同月比3.4%(35円)増。前年から大きく伸びている職種では、営業その他が同21.0%(235円)増の1,354円、調査業務が同24.9%(296円)増の1,484円、モデル・エキストラ・芸能関連が同67.9%(773円)増の1,911円、旅行が同16.7%(195円)増の1,367円など。

■関東・東海・関西・九州の全エリアで前年比プラスに

 関東エリアの平均時給は同3.7%(40円)増の1,116円、東海エリアは同2.9%(29円)増の1,044円、関西エリアは同4.0%(41円)増の1,076円、九州エリアは同1.8%(17円)増の946円となり、いずれもエリアでも前年比プラスとなっている。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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