Windows版Firefox 65、セキュリティソフトによる問題で自動更新を一時中止
2019年2月2日 22:24
先日リリースされたFirefox 65でセキュリティソフトウェアによる問題が発生し、MozillaがWindows版の自動更新による提供を一時中止したそうだ(Bug 1523701、Softpediaの記事、Techdowsの記事)。 この問題はHTTPSページで「安全な接続ではありません」(エラーコード: SEC_ERROR_UNKNOWN_ISSUER)と表示され、アクセスできないというものだ。原因はセキュリティソフトウェアがWebページのSSL証明書を独自のものに置き換えて安全性を確認するHTTPSスキャンなどと呼ばれる機能で、置き換えられたSSL証明書がFirefoxに信頼されないために発生しているようだ。MozillaのBugzillaではAvastとAVGでの発生が報告されており、KasperskyやESETでは発生しなかったとのコメントもみられる。ただし、セキュリティ製品の有無が記載されていない報告もあるため、影響範囲ははっきりしない。 Firefoxヘルプではこの機能を無効にする、サードパーティー製セキュリティ製品を削除してMicrosoftのウイルス対策機能を使用する、セキュリティ製品を再インストールする、といった対策が紹介されているが、再インストールでは解決しなかったというコメントもみられる。Avast社員とみられる人のコメントによれば、AvastとAVGのアップデートでFirefoxでのHTTPSスキャン機能を無効化し、正式な修正も進めているとのことだ。