ネアンデルタール人は離れた場所からでも動物を仕留めることができたか
2019年2月2日 13:01
あるAnonymous Coward曰く、 最近の発見によると、ネアンデルタール人は投擲により動物を殺せた可能性があるようだ。過去の研究では、ネアンデルタール人は動物に近づかなければ獲物を仕留められないと考えられてきた。しかし、古代の木製の槍を復元し、訓練されたアスリートなどの6人の被験者が各20回、合計120回ほど投げてみたところ、約20メートルの距離からでも殺傷に十分な威力があることが確認できたという。
初期のネアンデルタール人の骨格などからは繰り返しの投擲を行った痕などが見つかっており、十分な訓練を積んでいるネアンデルタール人は想像よりも遠くにいた動物を仕留めることができた可能性が高いという。このことは、ネアンデルタール人が獲物を殺すために接近していたという仮説を覆すものだとしている(nature、Slashdot)。