2月以降は決算を受けて1月と異なる相場展開に、SMBC日興証券(花田浩菜)

2019年2月1日 11:47


*11:47JST 2月以降は決算を受けて1月と異なる相場展開に、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

2/1付の「DailyOutlook」では、2月以降の相場展開について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『米中通商問題、FRB(米連邦準備制度理事会)のタカ派的金融政策、米政府機関一部閉鎖などの懸念が高まり、昨年末に株式市場は調整色を強めた。新年も1月が終わったが、いずれの問題も徐々に良好な方向に動きつつあると見込まれる。TOPIXは2018年12月に10.4%下落したが、2019年1月は4.9%値を戻した』と伝えています。

続けて、12月の33業種別東証株価指数は全業種が下落したことを挙げ、『対して1月の戻りは、トップのガラス土石製品から最下位の小売業まで、業種間で差が目立つ。トップにほぼ並ぶパルプ・紙は1月に入っての値上げ進展が寄与。小売業は年末年始発表の9-11月期決算が自然災害や暖冬で不振だったことが影響している。また、本格化した10-12月期決算発表で減額修正が相次ぐものの、機械や電機の株価は底堅い』と分析しています。

さらに、『ただ、今後の株価動向は、現在の決算発表を受けて1月とは異なった動きとなりそうだ。冴えない動きだった小売業だが、1月末発表の12月小売業販売は回復基調となっている。消費喚起イベントが多い2019年は消費回復が見込まれ、サービス業も加えた消費関連からは目が離せまい。一方、機械や電機は、減額修正を織り込み済みとはいえ、減額要因となった中国の在庫調整は4-6月期まで継続しそうで、底打ちながら回復まではみえていない』とまとめています。

最後にレポートでは、『主要業種別東証株価指数騰落率(12月と1月)』を紹介しています。詳しくは2/1付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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