Raspberry Pi、産業分野向け新モデル「Compute Module 3+」を発表
2019年2月1日 15:41
taraiok曰く、 Raspberry Piの産業向けモデル「Compute Module 3+」が発表された(VentureBeat、theINQUIRER、Slashdot)。
DDR2 SODIMMと同じ形状をした基板上にSoCやメモリなどを搭載したモデルとなる。既存製品であるComputer Module 3の後継モデルに当たり、フォームファクタ、電気的互換性、価格を維持しつつ機能を向上させている。CM3+には、ストレージを内蔵していない「Lite」、および8GB、16GB、32GBのeMMCフラッシュストレージを搭載した4種類のバリエーションが用意されている。価格はLiteが25ドル、8GB版が30ドル、16GB版が35ドル、32GB版は40ドル。
CM3+は2台のカメラと2台のディスプレイを接続可能で、さらに追加のGPIOをサポートしているなど多くのインターフェースを持つ。プロセッサは昨年登場したRaspberry Pi 3B+と同じくBroadcomのBCM2837B0だが、電源の制限から動作クロックは、3B+で使用されている1.4GHz版ではなく、1.2GHz版に落とされているという。メモリは1GBのLPDDR2 RAMを搭載、動作可能な環境温度は-20℃〜70℃とのこと。