ダンヒル、2019-20年秋冬メンズコレクション発表
2019年1月24日 08:57
ダンヒル(dunhill)は、2019-20年秋冬メンズコレクションを、2019年1月20日(日)に、フランス・パリで発表した。
■光沢感のある素材&リュクスなシルエット
印象を残すのは、上質な光沢感を放つ素材と、リュクスなゆとりのあるシルエット。ハリのあるウール地で仕立てたロングコートは、深いブラックの色彩がシックな落ち着きを演出し、大きめな襟がモードな雰囲気を放つ。和服のような合わせのジャケットや、緩やかなセンタープレスのパンツもまた、気品あふれる表情を見せる。
その他、ドレープを描くネイビーのトレンチコートや、艶やかなグレーのレザーで仕立てたテーラードジャケット、ガンクラブチェックのステンカラーコート、身幅・肩幅共に大きめなフォルムのグレンチェックのジャケットといったアイテムは、アイテムそのものはクラシカルながら洗練された表情が特徴的。素材の上質感と、適度に緊張から解放されたシルエットが絶妙なバランスで相まって、コンテンポラリーなスタイリッシュさを作りだしている。
■研ぎ澄まされた美しさ
ボタンやファスナーなども含め、表面上にほとんど装飾を施していないのも特徴的。襟を立ててきたテーラードジャケットや、レザーのコート、ブラウスは、留め具の部分が布で覆われ、見えないようになっている。唯一目に留まるのは、ダブルのジャケットやコートの金ボタンだが、表面がマットに仕上げられ、形も平面的な作りになっているため、服のシンプルな表情を崩すことなく配されている。プレーンでミニマルなデザインからは、研ぎ澄まされた美しさが感じられる。
温かみのあるコーデュロイは、様々なカラーリングで登場。ブラウンのロングジャケットにカーキのインナー、ネイビーのパンツと、全てコーデュロイ素材で統一したスタイリングは、独自の起毛感と素材のツヤが相まって優雅な印象だ。マットな質感のベロアは、アウターの襟に部分的に使われることで、奥行きのある上品さをプラスする。