12月のコンビニ売上、既存店は1.2%増で2カ月連続プラスに
2019年1月22日 09:18
日本フランチャイズチェーン協会の発表によると、クリスマスなどの年末商品が好調だったことから、2018年12月のコンビニエンスストア売上は既存店・全店ともに増加となったことが分かった。
【前月は】11月のコンビニ売上、好天を受けて既存店が2カ月ぶりプラスに
■年末商品が好調で既存店・全店ともに売上増
21日、日本フランチャイズチェーン協会が2018年12月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。店舗売上高は、既存店ベースでは前年同月比1.2%増の8,741億2,000万円となり2カ月連続の前年比プラス。全店ベースでは同6.3%増の9,689億9,900万円でとなり、70カ月連続の前年比プラスだった。
カウンター商材や中食が引き続き好調に推移していることに加えて、クリスマスなどの年末商品も好調だった。
■来客数が既存店は不振も全店で好調
来店客数は、既存店ベースでは同1.1%減の13億3,626万8,000人で2カ月連続の前年比マイナス。全店ベースでは同5.3%増の14億6,084万2,000人と3カ月連続の前年比プラスだった。
12月時点の店舗数は5万5,743店で、前年12月から574店(1.0%)増となっており、店舗数以上に全店ベースの客数が好調だったことが分かる。
■加工食品の構成比が減少
平均客単価は、既存店ベースでは同2.3%増の654.1円、全店ベースでは同0.9%増の663.3円。どちらも2カ月連続で前年比プラスとなっている。
商品構成比では、チケット、商品券、クリーニングなどのサービスが同11.2%増の6.9%と大きく伸びた。また、日配食品が同0.1%増の36.6%、非食品が同3.0%増の30.9%と増えた一方、加工食品が同1.8%減の25.6%と減少している。(記事:県田勢・記事一覧を見る)