2018年の新車販売、N-BOXが2年連続首位 2位以下を大きく離す

2019年1月11日 14:16

 全国軽自動車協会連合会と自動車販売協会連合会は10日、2018年12月度新車販売速報を発表。ホンダのN-BOXが首位となり、2018年1月から12月の暦年累計でも2年連続の国内販売台数1位となった。

【前月は】11月の車名別新車販売、トップ5は2カ月連続で軽自動車が独占

■N-BOX 2年連続の国内販売台数1位

 12月度単月では、1位から5位までを軽自動車が独占し、登録車トップは6位のトヨタアクアで9,050台、以下日産ノートが9位、トヨタプリウスが10位と続いた。また、2018年暦年の3位は日産のデイズ、4位にはダイハツのタントと軽自動車が続き、日産車としては初めて登録車トップとなった日産ノートが13万6,324台で5位に続く。

□2018年12月販売台数上位10車
1位 ホンダ N-BOX 1万6,607台
2位 スズキ スペーシア 1万2,143台
3位 日産 デイズ 1万196台
4位 ダイハツ タント 9,805台
5位 ダイハツ ムーヴ 9,207台
6位 トヨタ アクア 9,050台
7位 トヨタ シエンタ 9,028台
8位 ダイハツ ミラ 8,699台
9位 日産 ノート 8,064台
10位 トヨタ プリウス 7,061台

□2018年1月から12月累計の販売台数
1位 ホンダ N-BOX 24万1,870台
2位 スズキ スペーシア 15万2,104台
3位 日産 デイズ 14万1,495台
4位 ダイハツ タント 13万6,558台
5位 日産 ノート 13万6,324台

■軽自動車 N-BOXが日本一選ばれる車に

 軽自動車では、N-BOXが2017年9月から16カ月連続首位。2018年1月から12月までの累計の販売台数でも、N-BOXが2位のスペーシアに約9万台もの大差を付け、過去最高の24万1,870台を販売して4年連続のトップとなった。一方で、2位のスズキのスペーシアがN-BOXとの差をこれまで以上に縮めており、昨年12月に発売された派生モデル「スペースギア」の人気も上昇、かつてのハスラーのように大ヒットすれば、さらにN-BOXとの差を詰める可能性も見えてくる。

□軽乗用車 2018年1月から12月累計の販売台数
1位 ホンダ N-BOX 24万1,870台
2位 スズキ スペーシア 15万2,104台
3位 日産 デイズ 14万1,495台
4位 ダイハツ タント 13万6,558台
5位 ダイハツ ムーヴ 13万5,896台

■登録車 2018年累計ではノートが初の首位 12月はアクアが3カ月連続

 登録車では、アクアが10月から3カ月連続の首位となったが、12月度は2位だったノートが2018年暦年の販売台数では13万6,324台を記録し、アクアを押さえて第1位を獲得した。日産車が国内登録車首位を獲得したのは初となる。ただ、2018年後半はアクアとシエンタにも抜かれており、2019年はきびしい状況になりそうだ。

 注目モデルでは、ホンダのインサイトが1,038台で早くも38位に新登場。しかし、月間の販売目標が1000台とあって、これ以上は期待できない。

□登録乗用車 2018年1月から12月累計の販売台数
1位 日産 ノート 13万6,324台
2位 トヨタ アクア 12万6,561台
3位 トヨタ プリウス 11万5,462台
4位 日産 セレナ 9万9,865台
5位 トヨタ シエンタ 9万4,048台(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

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