ユーキャン、小学生向け「プログラミング講座」開講 ロボット動かし学習

2019年1月6日 17:16

 ユーキャンは4日、小学生向け学習教材『はじめてのプログラミング講座』を新規開講したことを発表。このプログラミング講座は、ソースコードの記述といった、いわゆる「ソフトウェアの開発」を学ぶものではなく、「プログラミング的な思考力」を養うことを目的としている。教材として用いているのが「ロボット」だ。ロボットの動きを考えながらプログラミングを行う課題が多いため、子どもの発想力を養うことが期待できる。

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 子どもに習わせたい習い事として、今、プログラミング教育が注目を集めている。2020年から小学校で必須化が決定していることも後押ししている。文部科学省が新学習指導要領として定めた小学校でのプログラミング教育は、プログラミングを体験しながら論理的思考力を身につけること、また、創造性や問題解決能力を身につけることに主眼を置き、「プログラミング思考」を身につけることをその目的としている。今回ユーキャンが開講した『はじめてのプログラミング講座』も、プログラミングを体験しながら論理的思考力を身につけることを目的としており、文科省が打ち出したプログラミング教育の目的を補完するものとなっている。

 『はじめてのプログラミング講座』は、アーテックの「スタディーノではじめるうきうきロボットプログラミングセット」に、ユーキャンの「チャレンジミッション集+拡張キット」がついた教材セットとなっている。「自動ドア」や「ねらいうちゲーム」など5種類のロボットを、ブロック式で差し込むだけで組み立てられる。組み立てた後は、ユーキャンの「チャレンジミッション集+拡張キット」の課題で発想力を鍛えることができる。プログラミング言語は「スクラッチ」をベースに作られている。この言語はMITメディアラボで8歳から16歳向けに開発されたビジュアルプログラミング言語で、「学習用言語」とも言われている。このため、初めてプログラミングを学ぶ子どもとって、取り組みやすい教材と言えそうだ。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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