Samsung、ニュースサイトArs Technicaをロシア企業と誤認か
2018年12月27日 22:43
headless曰く、 Samsungが23日、同社のHDR10+エコシステムにおける提携企業拡大と中国での認証センター設立を発表したのだが、プレスリリースのタイトル画像にテクノロジー系ニュースサイトArs Technicaのロゴが主要提携企業のロゴと一緒に並んでいる(プレスリリース、Android Police)。
ロゴが並んでいる提携企業は20世紀フォックスやワーナー・ブラザース、IMAXといった映画関係のほか、VODサービスやハードウェアメーカーであり、Ars Technicaは全く毛色が違う。提携各社を紹介するプレスリリース本文にもArs Technicaは登場しない。ただし、HDRリマスタリングなどを手がけるロシアのARSPROという会社が紹介されており、この会社と取り違えたようだ。
なお、Ars Technicaは「Ars Pro」という有料サブスクリプションサービスを提供している。Android PoliceではGoogleで検索するとArs Proが先頭に表示されるため、担当者が間違えた可能性を指摘する。ただし、試しにGoogle検索した限り、ロシアのARSPROが検索結果の先頭に表示された。Ars Technicaが気付いているかどうかは不明だが、これに言及するArs Technicaの記事やソーシャルメディア投稿は現在のところ出ていないようだ。
ちなみに、Samsungは先日Galaxy A8を発表した際、ファッションブランドSupremeと中国で提携することを発表したのだが、提携したのが合法的な偽ブランド「Supreme Italia」だったことが判明して問題になり、提携を見直すと述べる事態になっている。オリジナルのSupremeは米国・ニューヨークの会社だが、世界各地での商標登録を怠ったことから偽物の出現を許し、イタリアで起こした訴訟では敗訴しているとのこと。日本に出店しているSupremeはオリジナルの方だ。