国内ネット利用者数ランキング、1位はYahoo Instagramが大きく成長
2018年12月27日 22:06
ニールセンは25日、日本のインターネットサービス利用者数ランキングを発表した。「トータルデジタル利用者数ランキング」では、1位「Yahoo! Japan」、2位「Google」、3位「Youtube」。トップ3は全て平均月間利用率が過半数を超え、国民のほぼ2人に1人が毎月利用する結果になっている。
【前年は】ネットサービス利用者数、スマホ1位「Google」 アプリ1位「LINE」
■トータルデジタルでのリーチ
トータルデジタルでのリーチ(利用率)では、1位がYahoo! Japanで54%(平均月間利用者数:6,743万人、以下同)、2位がGoogleで54%(6,732万人)、3位がYoutubeで50%(6,276万人)、4位が LINEで48%(5,973万人)、5位がRakutenで40%(5,051万人)、6位がFacebookで40%(5,044万人)、7位がAmazonで38%(4,697万人)、8位がTwitterで35%(4,365万人)、9位がInstagramで28%(3,431万人)、10位がWikipediaで25%(3,169万人)。
特筆すべきは9位のInstagram。当初、利用者は女性や若者を中心としていたが、昨今は40代以降を中心とした幅広い層に受け入れられ、利用者の関心がクリエイティブなものから日常のイベントなどへ移行しつつあるという。「スマートフォンからの利用者数TOP10」でも昨年のトップ10圏外から9位にランクインし、対昨年増加率では、トップ10の中では最も高い39%と急成長を示している。
■スマートフォンアプリ利用者数
スマートフォンアプリ利用者数のランキングでは、1位がLINEで5,528万人(対前年増加率:11%、以下同)、2位がGoogle Mapsで3,936万人(19%)、3位がYoutubeで3,845万人(22%)、4位が Google Appで3,465万人(16%)、5位がGmailで3,309万人(17%)、6位がGoogle Playで3,136万人(6%)、7位がTwitterで2,875万人(14%)、8位がYahoo! Japanで2,670万人(23%)、9位が Facebookで2,301万人(6%)、10位がMcDonald’s Japanで2,053万人(18%)。
スマホアプリ上位の顔ぶれは昨年とほぼ変化なく、6年連続トップのLINEは順調に数字を伸ばし、利用者数は5,500万人超えている。また、TOP10を見るとGoogle関連のアプリが強く、地図から動画に至るまで幅広い領域において存在感を示している。
ニールセンのアナリスト、コヴァリョヴァ・ソフィヤ氏によると、18年はソーシャル動画アプリやフリマアプリが引き続き伸長。中長期視点では上位に食い込む可能性があるが、スマホ市場が成熟化を迎えつつあるため、年々伸長率は減少するとしている。
また今後は利用者ニーズが細分化されるため、ニッチなニーズに特化したサービスが伸長する可能性があり、サービス提供者は自社サービスの差別化を図る必要に迫られるとも言及している。