日本単独の為替介入は可能か?

2018年12月26日 12:27


*12:27JST 日本単独の為替介入は可能か?
 報道によると、財務省、金融庁、日本銀行の幹部は25日夜、財務省内で国際金融資本市場の動向について意見交換した。財務省の浅川財務官は記者団に対して、「市場の反応はオーバーシュート気味」、「今後ボラティリティがさらに高まれば必要な措置取る」と伝えた。報道によると、25日に行われた会合には浅川財務官、遠藤金融庁長官、前田日銀理事らが出席したもようだ。

 市場関係者の間からは「各国中央銀行の金融政策は為替相場を目標とするものではないとの国際的な合意を日本が無視することはできない」、「1ドル=110円を維持するための為替介入を実施することは難しい」との声が聞かれている。米通商代表部(USTR)は、日本との貿易交渉に向けて通貨安誘導を抑制する為替条項などを協議するとみられている。市場関係者の間では「日本政府・日銀による単独介入について、現時点で米国を含めた主要国が理解を示すことは期待できない」との見方が多いようだ。《MK》

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