ソーイ、2019年春夏メンズコレクション発表

2018年12月18日 22:01

 ソーイ(soe)の2019年春夏メンズコレクションが発表された。

■30~50年代、アメリカのアートスクールが着想源

 今季は、ウィメンズコレクション同様、1933年から57年にかけて運営されたアメリカ・ノースカロライナのアートスクール「ブラック・マウンテン・カレッジ」に着想を得た。どこか懐かしいスクールルックに、ブランドのアレンジをきかせたスタイルが登場する。

■オーバーシルエット×パステルカラーで作る“レトロな雰囲気”

 トップスは、オーバーシルエットが主流。ゆったりとしたTシャツや、幾何学模様のYシャツは、爽やかなハーフパンツとセットに。そこに差し込まれた淡いブルーやピンク、パープルなど、少し色褪せた風合いのパステルカラーも相まって、レトロな雰囲気漂うスタイルを完成させている。

■差し色のブラックでエッジをきかせて

 そんな懐かしいスタイル中にも、どこかモダンな雰囲気を感じさせるのは、差し色として使用されたブラックの存在が大きいだろう。中でも、ひと際目を惹いたのは、光沢のある淡いパープルのジャケット。前身頃に複数あしらわれたポケットや、袖口などにに差し込まれたブラックは、ボディと対照的なマットな質感のテキスタイルで登場。異素材を取り入れることで、よりその存在感が増し、エッジのきいたスタイルに仕上がっている。

■キャンバス周りの風景もグラフィックに

 ウィメンズと連動した色褪せた風合いのグラフィックに加え、モノクロデザインのグラフィックも登場。一見退廃的なムードさえ漂うグラフィックだが、実はこれ「ブラック・マウンテン・カレッジ」の周りの風景を落とし込んだもの。広大な土地に広がる当時の景色が、ジャケットやシャツのテキスタイルとなって蘇っている。

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