Mozilla、EdgeがChromiumベースになることに対しGoogleの独占を危惧
2018年12月12日 22:20
MicrosoftがEdgeブラウザをChromiumベースにすることを発表したが、これに対しFirefoxの開発を行なっているMozillaが公式ブログで「Goodbye、EdgeHTML」と題した記事を公開、Webブラウザの「Chromium独占」に対する危惧を示している(Qiitaに投稿された有志による訳)。
記事ではMicrosoftの決定について、「ビジネスの観点」では十分理解できるものだとしつつ、社会的な面では「基礎的なオンラインインフラストラクチャ」のコントロールをGoogleという1社に握られることは恐ろしいことだとしている。
また、Chromeと競合するFirefoxを開発するというMozillaの活動についてはビジネスのためではなく、「競争と選択」によってインターネットやオンラインの健全性を実現するためだと主張。そして、Chromiumのような単一の製品が大きなシェアを握ってしまった場合、2000年代前半の開発者がブラウザ互換性を考慮せず、特定のブラウザ以外では正しく動作しないサイトやサービスがリリースされるという問題が再び生み出されてしまう可能性があるとしている。