軽トラックを横転させた15人を特定した捜査手法
2018年12月7日 22:53
maia曰く、 今年の10月28日午前1時頃渋谷で軽トラックを群衆が横転させた事件で、警視庁は12月5日、横転に関わった15人を特定し、目黒区、世田谷区、川崎市、富士吉田市に在住する4人を暴力行為等処罰法の集団的器物損壊の疑いで逮捕した(産経新聞)。
暴力行為等処罰法の適用は、法定刑が罰金以上で、科料の適用がなく、重い措置と言える。年代は20~27歳の男性。残り11人は、日本人6人と、イギリス、フランス、ベルギー人などの外国人5人が含まれ、今後書類送検される見込み(NHK)。
ここで興味深いのが、防犯カメラ等の映像から彼らの足取りを自宅まで追跡したという捜査手法。警視庁は、現場周辺の防犯カメラ約20台を含め、計約250台の防犯カメラ、さらに現場でスマートフォンなどで撮影していた通行人の協力を求め、約2週間後には15人を特定し、任意の事情聴取などで容疑を固めたという。映像での追跡が自宅まで可能であるというのは、大変な苦労があったとは思うが、類似事件の抑止力になるかもしれない。