2019年のスギ・ヒノキ花粉は早め・多め ウェザーニューズ発表
2018年12月5日 18:57
ウェザーニューズの予測によると、2019年の花粉の飛散時期はやや早めで、花粉の飛散量は本州を中心に平年より多くなるという。
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■6年ぶりの大量飛散予想
4日、ウェザーニューズが「第2回花粉飛散傾向」を発表した。2019年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は平年の6割増と予想。2014年から18年までの飛散量は平年を下回っており、2013年以来6年ぶりの大量飛散となる恐れを指摘している。また、今冬の気温予想が平年並か平年より高いことから、花粉が飛散する時期は平年並かやや早くなる見込みとしている。
■飛散開始は2月上旬から
国内で最も花粉の飛散する時期が早い地域は、東京や千葉などの関東で2月1~5日。次いで鹿児島や和歌山県南部などが2月6日~10日、九州北部や大阪、名古屋などは2月11日~15日、広島、京都、長野、福島などは2月16日~20日、新潟や仙台などが2月21日~28日、秋田や青森などが3月上旬、そして北海道(シラカバ)が4月と予測している。
■関東の花粉量は平年の2倍以上
地域別の花粉飛散量の傾向としては、北海道(シラカバ)は平年並み、東北北部も平年並み(1.01~1.13倍)と予想。東北南部は平年より多め(1.16~1.75倍)、関東は平年の2倍以上、北陸・長野は平年より多め(1.63~1.97倍)、東海・山梨も平年より多め(1.22~2.43倍)、近畿も平年より多め(1.11~1.97倍)とある。
山陰は平年よりやや多め(1.32~1.46倍)、山陽も平年よりやや多め(1.29~1.50倍)。四国は平年並み(0.63~1.46倍)、九州北部は平年よりやや多め(1.16~1.54倍)、九州南部は平年並み(0.77~1.06倍)としている。(記事:県田勢・記事一覧を見る)