ワイモバイル、スマホについて親子で学べる「全国統一スマホデビュー検定」実施
2018年12月5日 09:16
ソフトバンクおよびウィルコム沖縄は4日、親子で正しいスマホ知識を学べる全国統一スマホデビュー検定を実施すると発表した。増加する子どものスマホトラブルを防ぐため、ワイモバイルの新しい取り組みとして子どもと保護者がスマホに関わる問題などについて勉強できる機会を設ける。
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検定はクイズ形式でおこなわれ、各設問に対して2つから4つの選択肢が表示される。正解だと思った選択肢を選ぶとすぐに解説つきの正答が画面に現れ、その解答スピードと正答率によってスマホ知識の程度が判定される仕組みだ。
判定はAからEの5段階で、子ども用と保護者用で設問内容は異なる。ともに全部で14問、現実に起こり得る状況を想定した設問などが出題される。
例えば他人の写真や動画を本人の許可なくSNSに投稿したり、他人を中傷する書き込みをしてしまい問題になるケースは実際起こっている。さらに不用意な投稿で個人情報が拡散されてしまう、自身の過激な写真が広まってしまう、ネットで出会った人とトラブルになる、詐欺に遭うといった被害も後も絶たない。
検定ではそのような事例における正しい対処の仕方などを学べるようになっている。高校生がSNSに投稿した画像例より個人情報漏洩の危険があるポイントを選ぶ設問、フォトハランスメントの可能性がある状況を考える設問など、その内容は様々だ。
検定にはベネッセ教育総合研究所から提供されたスマホ使用の関連データが用いられ、千葉大学教育学部の藤川大祐教授の監修を受けたうえで製作された。実施期間は12月4日から2019年の5月31日まで、専用のWebページから無料で利用でき、ワイモバイル利用者以外も受けられる。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る)