日経トレンディ・2019年ヒット予想、「ヒプマイ」「デカトロン」とは? (3)
2018年12月2日 21:17
2018年も残り1カ月となったが、迎える2019年は日本にとって大変目まぐるしい年になるだろう。天皇退位と新天皇即位、さらに2020年オリンピックイヤーの前年にあたるからだ。
【前回は】日経トレンディ・2019年ヒット予想、「ヒプマイ」「デカトロン」とは?(2)
(1)~(2)に引き続き最後となるこちらでは、日経トレンディが発表した「2019年ヒット予想ランキング」から、いくつかをピックアップしながら紹介していく。
■6位以下を紹介
日経トレンディが発表した「2019年ヒット予想ランキング」によると、予想1位『デカトロン&ワークマンプラス』、2位『新元号フィーバー』、3位『誠品生活』、4位『日本版Amazon Go』、5位『ヒプノシスマイク』が選ばれた。今回は、6位以降からピックアップして紹介する。
6位は再開発により"天空の街"として生まれ変わる『渋谷スクランブルスクエア』。7位は音声操作が可能となったAmazonのAIカー『アレクサ オート(Alexa Auto)』だが、AIカーと言えば米ドラマ『ナイトライダー』は40代には懐かしい作品かもしれない。『アレクサ オート』には、今年発売された『アマゾンエコー』にも採用の音声アシスト技術が搭載されている。
8位は「叫び」でお馴染み『ムンク展』だが、こちらは今年10月から来年1月下旬まで公開。美術館に併設されたレストラン以外にも、おばあちゃんのキャラクターが「叫ぶ」カラムーチョや、あの可愛いピカチュウやイーブイまでも「叫ぶ」コラボグッズとし話題となっている。
9位は格安VR(バーチャル・リアリティ)端末として登場する『オキュラスGo&クエスト』。10位は新AR(オーグメンテッド・リアリティ=拡張現実)技術を取り入れたゲーム『ハリー・ポッター:ウィザーズ・ユナイト』。VRとARの進歩は、ゲームやヴァーチャルアイドルと言った仮想現実以外にも、スポーツ観戦や会議など現実に繋がるものまで期待でき、『ARボルダリング』も注目商品だ。
10位以下をピックアップして紹介する。今年3月にセブンレブンが発売し大ヒットとなった冷食「すみれチャーハン」だが、この冬新たに『カップ冷凍メシ』が登場。予想3位で紹介した『誠品生活』以外にもオシャレな店が東京・目黒に"上陸"するが、それが世界で5番目となる焙煎旗艦店『スターバックス リザーブ ロースタリー』だ。
AIカーに続き、自分の旅行の好みを分析してAIがレコメンド(勧めて)する『AI丸投げツアー』、AIアシスタントで人の"相棒"となりえるロボット『スマスピロボ』。尿酸値が気になる人に向けた『抗・尿酸値ドリンク(アンセリン)』、シェアリングで実現する秘境へのキャンプ『エクストリームキャンプ』、総2階建ての大きな機体でゆったり豪華なたびが楽しめる『A380ハワイ』、超高級ホテル『The Okura Tokyo』。
他にも天然ピンク色のカカオを使った『ルビーチョコレート』、キャラ型アイスが溶けずに楽しめる『溶けないアイス』、お店を持たないシェフによる『ゴーストレストラン』、数千のレシピで調理の一部を自動化する『oicy』など、来年も食と健康に注目が集まる。
また、長らくファンに注目され続けている『ムーミンの森』も、いよいよ来年3月に埼玉県南部・飯能にオープン予定だ。(記事:高塔・記事一覧を見る)