【銘柄フラッシュ】クリエイトなど急伸し大日本住友製薬は活況大幅高

2018年11月28日 17:04

 11月28日は、東証1部の値上がり率1位に大日本住友製薬<4506>(東1)が入り、米国での特許侵害訴訟を巡る紛争の完全終結と後発薬の発売が注目されて一時ストップ高となり大引けも18.3%高。

 2位はテラスカイ<3915>(東1)の12.0%高となり、11月27日の売買から東証1部銘柄になった上、ビジネスアプリの「セールスフォースアップエクスチェンジ」に関する包括的な支援コンサルティングサービス開始が注目されて高値を更新。

 3位はインターネットイニシアティブ(IIJ)<3774>(東1)の11.6%高となり、四半期決算の大幅増益を映して値動きが活発なところに、28日、個人向けにSIMロックフリー端末を販売する「IIJmio(アイアイジェイミオ)サプライサービス」が11月30日からスマートフォン2機種、タブレット3機種、翻訳機1機種を新発売と発表し注目されて高値を更新。

 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>(東2)は2日連続ストップ高の21.9%高。引き続き、持株傘下のダイヤモンド電機が事業再生ADR進行中の田淵電機<6624>(東2)に出資することへの期待が強いとされ、再び値幅高となり、騰勢第2波に移行との見方もあって値幅妙味を増幅。岡本工作機械製作所<6125>(東2)は10.7%高となり、第2四半期が大幅増益となり業績拡大への期待が再燃とされて急出直り。

 ブリッジインターナショナル<7039>(東マ)は20.1%高と大きく出直り、働き方改革に乗る高業績銘柄との見方に加え、10月上場直後を高値に調整が続いてきた分、売り圧迫が峠を越えたとの見方。7月上場のエクスモーション<4394>(東マ)は15.7%高となり、業績拡大の期待が強い割に7月上場後の安値圏にあるとされて急激に出直った。

 28日、新規上場となった霞カ関キャピタル<3498>(東マ)は、後場寄り後の12時58分に公開価格3240円を92%上回る6240円で初値が付き、その後7200円まで上げて終値は6400円となった。(HC)

 クリエイト<3024>(JQS)は大阪万博関連株の出遅れとされたほか、27日付でスマート徘徊見守りWare「タグアシスト」について特許取得を発表したことが注目されてストップ高の21.4%高。アテクト<4241>(JQS)は一段高の17.7%高となり、半導体資材事業について、「今期に入り、当初大きく伸長すると想定した受注量が更に上ぶれしている」と11月初に発表してから動意を強めた相場が次第に値幅妙味を強めてきたとの見方があった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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