ANA、最新鋭A380導入のホノルル線を2019年5月24日に就航

2018年11月28日 12:02

●日系航空会社では初のA380

 全日空(ANA)は27日、2019年5月24日より成田(東京)とホノルル間に日本の航空会社としては初の導入となるエアバスA380を投入すると発表した。就航日から当面は火・金・日(日本発)で、2号機を投入する7月1日より1日1便かつ火・金・日(日本発)は2便が運航される。航空券は2019年1月に発売を開始する予定である。

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●4クラスでホノルル線専用機材

 今回導入するA380は総2階建ての飛行機で、機内はファーストクラス・ビジネスクラス・プレミアムエコノミークラス・エコノミークラスの4クラス仕様になる。1階部分は全てエコノミークラスが配置され、上級クラスは2階部分に配置される予定である。

総座席数は520席を予定しており、これまでANAが運航してきた国際線機材の中でも最多座席数となる。また、通常航空機はいくつかの路線で運航することができるようにシップパターンを組むが、ANAの運航するA380はホノルル線専用機材とし、成田からホノルル間限定で運用される。

●目玉サービスは新しいファーストクラスとANA COUCHii

 ANAのA380導入で目玉の1つが新しいファーストクラスになる。ドアを装備した完全個室タイプのシートで、大型のスクリーンやクローゼットが装備され、プライバシーを確保した状態で移動できる。エコノミークラスには日本の航空会社として初採用になるカウチシート「ANA COUCHii」が導入され、レッグレストを上げるとベッドのような状態となり快適に過ごすことができる。

●ホノルル線を意識したサービス

 A380はホノルル線専用機材となるため、家族連れが利用することが意識されている。飛行機のカラーリングはウミガメをモチーフとした特別塗装が施され、見た瞬間からリゾート気分を堪能できる。機内には広めのトイレやおむつ交換台、ベンチシートを配した多目的ルームの設置、ハワイを意識したライティングも行う予定だ。

今回のA380就航に合わせてホノルル空港のチェックインカウンターもリニューアルされ、上級クラスや上級会員が利用する専用の入り口からラウンジを通って搭乗口に行く、ストレスフリーな動線も用意される。(記事:speedbird・記事一覧を見る

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