ソニー、PlayStation 4タイトルでの性的表現規制を強化

2018年11月22日 08:43

 ソニーがPlayStation 4向けのゲームタイトルに対し性的描写に対する規制を厳しくしているという話が出ている(IGN)。

 その例として挙げられているのが、2018年10月に発売された「ノラと皇女と野良猫ハート」のPS4版だ。元々はPC向けの18禁タイトルとして発売された美少女ゲームで、性的表現を修正したバージョンが2017年9月にPlayStation Vita向けに発売されており、2018年10月にはPS4およびSwitch版も発売された。しかし、このうちPS4版のみで一部のシーンのCGに「謎の光」が追加され、下着などの表現が隠されているという(Twitterに投稿されている比較画像)。

 ほかのPS4タイトルでも今年になってからこういった性的表現規制が話題になっており、PS4とSwitchの両機種で展開されるほかのゲームタイトルでも、PS4版のほうが露出が少なくなっているケースがあるようだ(IGNの別記事)。

 これら記事によると、ソニーによる性的表現規制は実際に厳しくなっていると関係者らは話しているようで、18禁ゲームのPS4プラットフォームへのコンシューマ移植は今後できなくなるという話もある。また、評価基準が明確に示されておらず、タイトルやシーンによって修正される内容がバラバラという状況でもあるようだ。

 なお、PC向けゲーム配信サービスSteamでもこういった性的表現規制が問題となったが(過去記事)、最終的にSteamではアダルトコンテンツも容認するという方針に転換されている

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