トヨタ、カローラの新型セダンを世界初披露 2019年中に発売へ

2018年11月18日 17:08

 トヨタ自動車は、16日から始まった中国の広州国際モーターショーにて、新型カローラシリーズのセダン「カローラ」と「レビン」を発表した。日本での販売名称はまだ公表されていないが、2019年から世界150以上の国と地域で発売されていく予定だ。

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 カローラは、言わずと知れたトヨタの誇る販売台数世界一のクルマだ。その初代発売は1966年、日本においてで、以後派生車も含めると、世界累計販売台数は4,600万台を越える。

 今回の新型で、カローラは12代目となる。トヨタが現在進めている構造改革「Toyota New Global Architecture」(TNGA)の取り組みのもと、2018年夏に発売されたハッチバック、2019年初旬に欧州で発売される予定のワゴンなども含め、プラットフォームを統一し商品力向上をはかる。

 なお、欧州においてはハッチバック、ワゴンのシリーズ名が「カローラ」に統一される。北米と中国ではレビンの名でスポーティモデル、カローラの名で上級モデルという2タイプ構成になるとのこと。

 レビンというのはもとを辿ればかつては日本でも販売されていたカローラベースの小型スポーツクーペのことである。レビンというのは英語の古語で、稲妻・電光を意味する単語である。

 基本性能を見ると、プラットフォームの刷新によって走り、乗り心地、静粛性・安全性能などいずれも大きく向上される。グローバルカーとしての信頼性を高めるため、世界五大陸でのべ100万キロの走行試験を実施済みであるという。

 エクステリアは、シューティング・ロバストすなわちたくましい骨格とアクティブさを併せ持つデザインコンセプトを採用する。インテリアはシンプルで感性に響くセンシュアス・ミニマリズムをコンセプトとするという。

 発売は、2019年春に米国と欧州で開始し、その後、2019年央以降に中国など世界150以上の国と地域で順次行う。国内では、既に発売済みのスポーティモデルのカローラをベースとした専用仕様のセダンとワゴンを、2019年中に発売する予定としている。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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