au、ケータイからスマホへの乗り換え割引開始 3Gサービスは22年3月末終了

2018年11月18日 21:35

 KDDIは16日、3G携帯電話サービス「CDMA 1X WIN」を2022年3月末に終了することを発表した。これにより、2022年4月以降は、同サービス対応種と「au VoLTE」非対応機種の利用ができなくなる。

 auは同サービス終了に向け、3Gケータイからスマートフォンへの乗り換えをサポートする新しい割引サービスと、無料サポートの提供も開始した。3Gケータイからスマートフォンへの機種変更にかかる契約事務手数料も無料とする。

 新割引サービスは、「ケータイ→auスマホ割」「カケホ割60」の2つ。「ケータイ→auスマホ割」は、16カ月目以上利用しているauケータイ(3G)、もしくは他社ケータイから、auスマホへ乗り換えて、「auピタットプラン (カケホ/スーパーカケホ)」に加入することで適応される。最大12カ月間毎月1,000円が利用料金から割引される。

 「カケホ割60」は、60歳以上の人が対象で、新規契約(他社から乗り換え含む)もしくは機種変更と同時に「auピタットプラン(カケホ)」に加入すると適応される。同プランに加入している限り永年で毎月1,000円が割引される。「ケータイ→auスマホ割」「カケホ割60」は両方適応することも可能なため、適応された場合は最大12カ月間、毎月2,000円が割引される形となる。

 さらに、割引サービスだけでなく、「初スマホ安心サポート」という、無料でスマートフォンの使い方や操作方法を電話や遠隔操作で案内するサポートも開始した。auケータイ(3G)からauスマートフォン(4G LTE)への購入を伴う機種変更した場合、変更月の翌々月まで、無料で24時間体制の遠隔サポートを受けることができる。スマートフォンの操作に不安があり、乗り換えをためらっていた人も安心して乗り換えできるだろう。

 注意して欲しいのは「CDMA 1X WIN」対応ケータイ だけでなく、「au VoLTE」非対応機種も利用が不可となる点だ。iPhone 5、iPhone 5s、AQUOS Kなども「au VoLTE」には対応していないので、2022年4月からはauでは利用ができなくなる。一方、「ケータイ→auスマホ割」の対象となるのはCDMA 1X WIN対応ケータイだけとなっているため、乗り換えたとしても、同割引サービスは適応されない。(記事:風祭・記事一覧を見る

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