すかいらーく、10月の既存店売上は3カ月連続増 通期業績予想は下方修正

2018年11月15日 21:12

 すかいらーくホールディングスが10月の売上を発表し、好天気などを背景として既存店・全店ともに売上が前年比プラスとなったことが分かった。ただし、合わせて自然災害などの影響により、通期予想の下方修正も発表している。

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■既存店・全店売上ともに前年比プラス

 14日、すかいらーくホールディングスが10月度のIRレポートを発表した。前年同月比で、既存店売上高が1.4%増、客数が2.3%増、客単価が0.9%減、全店売上高が4.1%増。また、デリバリーは前年比で3%減、テイクアウトは前年比12%増だった。既存店売上は3カ月連続、全店売上は12カ月連続でプラスとなっている。なお、10月の出店は3店、リモデルは17店、業態転換は4店、店舗数は3,198店。

■好天やリモデルが奏功

 日曜日が昨年と比較して1日少なかった点がマイナスだったものの、昨年の悪天候(2度の台風襲来)に対して今年は好天だったことに加え、「2017年以降オープンした新店売上高効果が想定通りに上積み」したことがプラスに作用。また、バーミヤンで9月6日から実施した「中華頂上対決」フェアも好調だったことに加え、リモデルの17店が「既存店売上高にプラス影響」したという。

■業績予想を下方修正

 同日、第3四半期決算とともに2018年12月期の業績予想修正を発表している。業績予想では、前回予測に比べて、売上収益を3,738億円から3,660億円に2.1%減、営業利益を287億円から240億円に16.4%減、純利益を260億円から200億円に23.1%減と下方修正している。北海道地震や台風の影響とともに、金融商品の会計処理の変更、既存店強化を目的とした支出や人件費の上昇が影響したという。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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