ザ・リラクス、2019年春夏ウィメンズコレクション発表 神は細部に宿る

2018年11月13日 08:38

 ザ・リラクス(THE RERACS)の2019年春夏ウィメンズコレクションが発表された。シーズンコンセプトは「TRUNK」。

■スタンダードを進化させる

 今季は、スターンダードの構築に立ち返った前シーズン「BASIS」を発展させ、スタンダードから生まれる幹「TRUNK」を表現するシーズン。ブランドにとって思い入れの強いテーラードアイテムやミリタリーウェアを、人間の構造にも迫った機能美を追求したパターン、上質な機能性を持つマテリアルで進化させたピースを展開していく。

■キーワードは"神は細部に宿る"

 スタンダードを進化させる上でキーワードとなったのは、いくつかのアイテムの上で示されている"God is in the details."(神は細部に宿る)。建築家ミース・ファン・デル・ローエが残したとされるメッセージである。この言葉が示す通り、内側のディテール、内装物等細部まで、徹底的にこだわり抜くアプローチをとった。

■新しいレディースのサイズ感

 細部の設計にまでこだわり追求したことの1つは、新しいレディースのサイズ感。たとえば、プレッピーな佇まいのスクールジャケットは、肩やバストの位置を絶妙にコントロールすることにより、単なる"ビッグシルエット"ではなく、タイトなメンズジャケットのようなシルエットに仕上げている。

■機能的な新素材

 パターンメイキングだけでなく素材選びにもこだわっていて、たとえば、今シーズンから新しく取り組んだトリアセテート100%のリップストップ生地はそのうちの1つ。軽量で手入れも簡単という機能性の高さに加え、モーターサイクルポンチョに透け感・光沢感を与え、ミリタリーウェアに女性らしい印象をもたらすのに一役買っている。

 トリアセテートとポリエステルを混合させた麻のような素材も、今シーズン初めて起用するもの。ジャケットコートに採用されたリネンライクなこの生地は、しわになりにくいハリ感を持ちながら、麻のような風合いと清涼感を兼ね備えている。

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