米中間選挙後は翌年半ばまで堅調傾向、SMBC日興証券(花田浩菜)
2018年11月9日 11:41
*11:41JST 米中間選挙後は翌年半ばまで堅調傾向、SMBC日興証券(花田浩菜)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
11/9付の「DailyOutlook」では、米中間選挙後の株価について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『米中間選挙後の株価は翌年半ばまで堅調に推移する傾向がある』と伝えています。
続けて、06年、10年、14年における選挙日から翌年6月末までのTOPIXは何れも上昇していることを挙げ、『米国株が材料出尽くしにより上昇し、日本株もそれに追随するのであろう。興味深いのは、直近3回の米中間選挙において、時の政権担当政党が議会で過半数議席を逃す「ねじれ」となっても株価が上昇していることだ。06年の米大統領は共和党のブッシュ氏であったが、中間選挙では上院、下院ともに民主党が過半数を掌握した。10年の米大統領は民主党のオバマ氏で、上院は民主党、下院は共和党が勝利した。14年もオバマ氏で、上院、下院ともに共和党が過半数を占めた。何れのケースも株価は翌年半ばまで堅調に推移している。「ねじれ」が政策実現可能性の低下をもたらすとの見方に、2年後の大統領選挙を目指して政権が景気対策に本腰を入れるとの期待が勝るのかもしれない』と分析しています。
さらに、『今回の米中間選挙でも上院は共和党、下院は民主党が過半数を握る「ねじれ」となった。ただ、大方の市場予想通りの結果で、大きな波乱要因とはならないだろう。こうした中、選挙が終わりトランプ政権の進めようとしているインフラ投資に注目が集まる。民主党も前向きであり実現が期待されよう。たとえ、成立に時間がかかったとしても政策の軸が通商政策一本の状態から分散され、市場に安心感をもたらすだろう。今回の米中間選挙後も株価の堅調推移に期待したい』とまとめています。
最後にレポートでは、『米中間選挙後のTOPIX、S&P500推移』を紹介しています。詳しくは11/9付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》