日本カーオブザイヤー10ベストが発表
2018年11月8日 17:14
7日、今年のクルマを決める「第39回2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー」のノミネート車、上位10車「10ベストカー」が選出されたことを日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会・選考委員が発表した。
■日本カー・オブ・ザ・イヤーとは?
「2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、2017年11月1日から2018年10月31日までに発表または発売され、年間の販売台数が500台以上が見込まれる乗用車がノミネート対象となる。
今回は国産車と輸入車27車種がノミネートされ、今回その中から最終選考に10台が選ばれた。そして、選考委員による富士スピードウェイにおける試乗会を経て、12月7日に最終選考会と発表および表彰式が行われ、栄えある今年のクルマが決まる。
■10ベストに選出された車種と独自解説
□スバル・フォレスター
6月20日に発表、7月19日に発売された新型フォレスターは、「ドライバーモニタリングシステム」や「e-BOXER」など新たな機構を盛り込んだことが評価され、イヤーカーの本命と目されている。
□トヨタ・カローラスポーツ
6月26日に新しくカローラシリーズに加わったカローラスポーツは、「コネクティッド」と「クルマ本来の楽しさ」を融合した“新世代ベーシック”カーとして注目を集めた。
□トヨタ・クラウン
6月26日にフルモデルチェンジされたクラウンは、コネクティッドとデザイン、走り、安全性能の進化を追求し、プレミアムセダンの新しい価値観を搭載した。
□ホンダ・クラリティPHEV
燃料電池車としてデビューしたクラリティに、7月20日、新たにホンダの電動化のフラッグシップとして、上級セダンとしての魅力を兼ね備えたプラグインハイブリッド車が追加設定された。
□マツダCX-8
10月25に商品改良され、既存のクリーンディーゼルエンジンに加え、新たに2種類のガソリンエンジンを設定した専門家好みの車種である。
□三菱エクリプスクロス
3月1日に、久々の三菱製新型車としてデビュー。スタイリッシュなデザインと1.5Lターボエンジンを搭載する三菱らしさあふれるコンパクトSUVとして評価が高い。
□アルファロメオ・ステルヴィオ
10月27日から日本での販売を開始したアルファロメオ初のSUV。SUVとはいっても、2.0ℓ直列4気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載したアルファロメオらしい、まさにスポーツモデル。選考委員はこういう車が好きなのでイヤーカーの大穴かもしれない。
□BMW X2
4月16日から受注を開始したBMW最小のSUV。オフロード走行と都会的な存在感を併せ持つスポーツ・アクティビティ・クーペとして高い評価を受けた。
□ボルボXC40
こちらはボルボ最小のSUV。高い安全機能を標準装備させ、北欧デザイン満載のコンパクトSUVとして人気が高まっている、輸入車がイヤーカーに選ばれるとしたら最有力とされている。
□フォルクスワーゲン・ポロ
3月20日に日本仕様車のフルモデルチェンジが発表され、同時に販売が開始された。全面改良され、新型もコンパクトクラスのベンチマークとなる非の打ち所のないポロ。ただし、新鮮味が感じられないのも事実だ。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る)