顧客満足度、トップは百貨店が阪急 生活用品店がIKEA

2018年11月7日 21:46

 顧客満足度1位は百貨店が阪急百貨店、生活用品店・ホームセンターがIKEA-。日本生産性本部サービス産業生産性協議会が7日、2018年度の百貨店など8業種顧客満足度をまとめたところ、こんな結果が出た。このほか、国際航空では全日空、旅行は日本旅行がトップを占めている。

 調査は8~9月に、全国2万7,300人を対象にインターネットを通じて実施、回答を指数化してランキングした。

 それによると、百貨店は1位が阪急百貨店、2位が大丸、3位が同率で阪神百貨店と三越、5位が伊勢丹となった。阪急百貨店は顧客期待、知覚品質、知覚価値。顧客満足、推奨意向、ロイヤルティの6評価項目のうち、知覚価値を除く5部門で首位を占めている。知覚価値のトップは阪神百貨店だった。

 生活洋品店・ホームセンターでトップに立ったのはIKEA。2位に無印良品、3位にSeria、4位にニトリ、5位にカインズが入った。衣料品店はearth music&ecologyが1位で、以下GU、Honeys、GAP、ユニクロと続いた。IKEAは知覚価値、顧客満足の2部門、earth music&ecologyは知覚品質、知覚価値、顧客満足の3部門でトップに立ち、評価を集めている。

 各種専門店はトップがオートバックスで、2位にTSUTAYA、3位にアルペンが入った。教育サービスはヤマハが首位となり、2位が学研教室、3位が同率で公文式とZ会だった。

 旅行は1位が日本旅行、2位がジャルパック、3位が近畿日本ツーリスト、4位が同率でJTBとじゃらん。日本旅行は知覚品質、顧客満足、推奨意向の3部門で1位を達成している。

 国内長距離交通はスターフライヤーが1位。2位はスカイマーク、3位は全日空、4位は九州新幹線、5位は日本航空と続く。スターフライヤーは顧客期待を除く5部門で首位になり、評価を上げている。顧客期待のトップは全日空だった。

 国際航空は全日空が首位。2位はシンガポール航空、3位は日本航空、4位はタイ国際航空、5位はキャセイパシフィック航空で、全日空は6部門とも1位の高い評価を受けている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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