メルセデス・ベンツ、「smart BRABUS」最終特別仕様車 各10台限定発売
2018年11月4日 21:24
メルセデス・ベンツ日本は、シティ・コンパクト「smart」のスポーティモデル「smart BRABUS」の最終特別仕様車「smart BRABUS fortwo the final」「smart BRABUS cabrio the final」を発表し、それぞれ10台の限定で発売を開始した。
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「smart BRABUS」は、最小限のボディサイズに最大限の利便性、快適性、安全性、環境適合性を凝縮したメルセデスのシティコンパクトsmartをベースに、スポーツ性を追及したアーバンスポーツカーだ。
「smart BRABUS」の最終限定車のエクステリアは、カスタムオーダープログラム「tailor made」より、通常では装備されないフロントバンパー、フロントスポイラー、サイドスカート、サイドアクセントなど多くの特別装備を採用し、外装色に特別色「アニバーサリーシルバー」と、アクセントとして随所にディープブラックを組み合わせたモデルだ。
インテリアはダイヤモンドステッチを施した専用のBRABUSスポーツシート、エスプレッソブラウンのレザーをダッシュボードやステアリング、ドアパネルなど随所に採用し、より高級感のある室内空間に仕上げた。シフトノブには「smart BRABUS」が日本で販売された期間である2003年から2018年を表す「2003-2018」の数字と、1台毎に「1/20」から「20/20」までのシリアルナンバーが刻印される。
BRABUS専用直列3気筒ターボエンジンは空気供給量の最適化を図り、最高出力80kw(109ps)とターボモデルに比べて+14kw/+19ps、最大トルクは170Nmとターボモデル比で+35Nmを達成した。これまでの「smart」モデル中で最大出力&トルクとなり、0-100km/h加速9.5秒を実現。サーキットなどスポーツ走行時でも高いパフォーマンスを発揮するという。
組み合わせるトランスミッションは、BRABUS専用6速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)で、ノーマルモデルに対してシフトスピードを最大40%向上するとともに、ギア比を改変してパフォーマンスを向上。さらに、停止状態からの加速を最大化させる「レーススタート機能」を装備する。
サスペンションも専用チューンを受けた。BRABUSパフォーマンススポーツサスペンションは、サスペンションの硬さをターボモデル比20%上アップさせ、フロントアクスルに設定したアンチロールバーによりロールを9%減少。専用のチューニングを施したESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)を採用し、スポーティなドライブフィールを実現している。
また、BRABUS専用ダイレクトステアリングシステムは、路面状態がよりダイレクトに伝わる専用チューニングを施し、車速感応型の可変ギアレシオステアリングを採用。リターントルクを高め、より強くタイヤグリップ感をドライバーに伝えることでステアリングフィールを向上させた。
それぞれ10台という稀少な最終特別仕様車「smart BRABUS fortwo the final」「smart BRABUS cabrio the final」の価格は、前車が409.0万円、後車が432.0万円である。(編集担当:吉田恒)