エンジンだけで走る車、自動車の騒音規制強化で発売できなくなるのか
2018年11月1日 22:55
自動車に対する騒音規制は厳しくなっているそうで、タイヤから出る騒音が問題になるレベルになるという(国沢光宏のホットコラム )。
自動車騒音に関しては、2015年に「自動車騒音の大きさの許容限度」(昭和50年環境庁告示第53号)の一部が改正され、国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(UNECE)で策定された基準値である「UN Regulation No.51 03 Series(R51-03)」の「フェーズ1」規制値が導入されている(環境省の発表)。R51-03ではさらに厳しい規制値である「フェーズ2」や「フェーズ3」についても設定されており、2020年にはフェーズ2が適用され、その後フェーズ3の規制値を適用するとなっているが、日本でもこれに追従する方針のようだ(2017年の自動車単体騒音専門委員会(第19回)議事次第・配付資料)。
そのため、今後「エンジンだけで走る車」は騒音の問題から発売できなくなるのではないか、と懸念の声が出ているようだ。