トヨタ、アルファードとヴェルファイアに衝突軽減装置を標準装備
2018年10月30日 09:21
トヨタは、同社のマルチシートの最上級ミニバンであるアルファードならびにヴェルファイアを一部改良し、アルファードは全国のトヨペット店、ヴェルファイアは全国のネッツ店を通して発売した。
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同ミニバンはデビュー以降、クラウンやレクサスLSなどのように、役所や企業の公用車や社有車としても採用されている。また、香港やタイ、台湾、中国、マレーシアなど東南アジア諸国にも輸出されている売れ筋ミニバンでもある。
搭載するパワーユニットはハイブリッドのほか、3.5リッターV6エンジン、2.5リッター直4エンジンをラインアップする。
2015年にデビューした3代目となる現行型は、リアサスペンションにダブルウイッシュボーン式を採用、高張力鋼板の採用増などでボディ剛性を高め、操縦安定性をアップさせた。
今回の一部改良では、駐車場などでのアクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突被害の軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)を全グレードに標準装備した。
さらに、安全装備の充実を求める顧客ニーズに応えるため、ナビゲーションとのセットオプションとしていたブラインドスポットモニター(BSM)を、デジタルインナーミラーとの組み合わせとした。あわせて、ウェルキャブ(メーカー完成特装車福祉車両)においても、ベース車と同様の改良を実施した。
グレード構成は非常に複雑であり、価格も多岐にわたる。グレードによって倍以上となる価格を列記すると、福祉車両を除く2.5リッターモデルが337万6080円?438万3720円。同3.5リッターV6モデルが496万9080円から717万7680円。同ハイブリッド車が438万4800円?750万2760円。(編集担当:吉田恒)