高配当利回り銘柄への投資では配当政策をチェック、SMBC日興証券(花田浩菜)

2018年10月26日 12:00


*12:00JST 高配当利回り銘柄への投資では配当政策をチェック、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

10/26付の「DailyOutlook」では、配当利回りについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『足元の中国株や米国株式市場の急落に伴い、日本株も連れ安状態が続いている。テクニカル指標では売られ過ぎを示す指標が散見され、PERなどのバリュエーション面でも割安感を示すケースが多くなっている』と伝えています。

続けて、株価の急落に伴い、配当利回りが魅力的に感じられる銘柄も多くなってきている中、業績悪化によって「減配⇒配当利回りの低下」が起きる場合があることを挙げ、『企業の配当政策は、短期的な業績にとらわれずに安定した配当を継続的に出す「安定配当型」と、利益と配当性向に応じて配当を支払う「業績連動型」に大別される。前者の場合、「配当については、安定性・継続性に配意」などといった企業のコメントが決算関連資料や企業ホームページなどでしばしば見受けられる。一方で、後者の場合、中国景気懸念、人件費増、その他不透明要因が蔓延する足元では、減配のリスクが高まっている。仮に配当利回りが4%であったとしても業績下方修正による減配となれば、株価は急落し、キャピタルロスが発生する。「業績連動型」は増配・減配が起きやすく、相対的に株価の変動も大きくなる』と分析しています。

さらに、『各社の配当政策に対する考え方はホームページなどで確認できる。年末に向けて、NISA(少額投資非課税制度)を利用した買付が増えると予想されるが、高配当利回り銘柄への投資では、配当政策にも留意したい』とまとめています。

最後にレポートでは、『TOPIXの12ヵ月先予想配当利回り』を紹介しています。詳しくは10/26付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《ST》

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