Core i9-9900Kのベンチマーク解禁、性能面ではRyzen 7最上位モデルを圧倒
2018年10月22日 22:54
先日発表されたIntelの第9世代Coreプロセッサ最上位モデル「Core i9-9900K」では、Intelとメディアとの間で10月19日までベンチマークテスト結果を公開できないという条件が含まれた秘密保持契約(NDA)が結ばれていることが話題となっていたが、その期限となっている10月19日になって各メディアがベンチマークテスト結果を公開し始めている(PC Watch、4Gamer)。
Intelが自ら公開したベンチマーク結果に対してはAMDに不利な条件でテストが行われていたのではないかとの物言いが付いていたが、PC Watchおよび4Gamerのベンチマーク結果を見ると、Core i9-9900Kは間違いなく高性能であり、様々な用途においてAMDのRyzenシリーズ最上位モデルであるRyzen 7 2700Xよりも高速であるのは確実のようだ。
Intelは「ゲームにおいてAMDのRyzen 7 2700Xより50%ほど高速」と主張していたが、4Gamerのベンチマーク記事ではRyzen 7 2700Xと比較してフレームレートやベンチマークスコアが数割向上し、ゲームによっては実際に1.5倍以上のフレームレートを叩き出すという結果となっている。ただ、その分消費電力も上昇しており、特に高クロック動作時の消費電力(最大消費電力)はRyzen 7 2700Xを大きく超えるものになっており、発熱もかなり大きいようだ。
なお、国内での販売価格は税込で6万円台半ば程度で、Ryzen 7 2700X(3万円台後半)とはかなりの価格差がある。