「機動戦士ガンダムNT」が宇宙世紀の歴史に新しい1ページを刻む
2018年10月21日 20:02
■ガンダムシリーズの新作が久々の劇場で公開!
アニメ界に衝撃を与えた後、未だに人気は衰えることのないガンダムシリーズ。その新作アニメ「機動戦士ガンダムNT」が劇場版として2018年11月30日に公開される。
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劇場版ガンダムは「ガンダム00」など人気シリーズで幾度か公開されてきた。しかし、「機動戦士ガンダム」からはじまった宇宙世紀として語られるガンダムシリーズとしては「機動戦士ガンダムF91」以来で、27年ぶりの新作公開となる。
「ガンダムNT」はテレビにて放送された「機動戦士ガンダムUC」の1年後の物語として描かれている。元となるのは小説版「機動戦士ガンダムUC」の外伝短編小説「機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り」で、その小説を元に再編成したもの。
■「機動戦士ガンダムNT」のあらすじ
連邦政府の重要事項が封じ込められていると言われる「ラプラスの箱」。その箱を求めてネオ・ジオンの残党軍である「袖付き」と、その内容を守ろうとする連邦軍およびビスト財団によって繰り広げられた戦闘は「ラプラス事変」と呼ばれるようになった。
結果、ラプラスの箱は開かれ、その中にはニュータイプの存在とその権利に言及した「宇宙世紀憲章」の存在が明かされることとなった。ニュータイプが認知されることで世界の枠組みは大きく変わるかと思われたが、何も変わらないまま1年の時が流れることになる。
「ラプラス事変」の後、首謀者であるフル・フロンタルの失踪と共に「袖付き」も瓦解することで事態は収束に向かっていった。また、事変中に使用された2機のフル・サイコフレーム仕様であるモビルスーツ「ユニコーンガンダム」と「ユニコーンガンダム バンシィ」も封印され、そのまま人々の記憶から消えていくように思われた。
だが、この「ユニコーンガンダム」には「RX-0 ユニコーンガンダム3号機」が存在していた。この1機は消息不明となっていたが、その存在が地球圏にて確認されはじめた。そのユニコーンガンダムは黄金の不死鳥「フェネクス」と呼ばれていた。この存在を消すべく、ヨナ・バシュタが所属する「不死鳥狩り」が駆り出されることとなる。
■懐かしのモビルスーツも多数登場!
「ガンダムユニコーン」の続編として描かれる「ガンダムNT」。この作品は宇宙世紀から地続きの作品ということもあり、歴代のモビルスーツが多数登場。「機動戦士ガンダムZ」で登場したディジェや、「ガンダムユニコーン」でも人気だったシナンジュの元となったシナンジュ・スタインも映像内で暴れることとなる。
さらに、主役であるヨナが搭乗するガンダムナラティブは、人気機体でもあるニューガンダムの試作機的存在となっている。どこかニューガンダムの面影を残しており、昔懐かしい機体を楽しめるのも本作の魅力となりそうだ。
「機動戦士ガンダムNT」は2018年11月30日公開予定。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)