日曜18時の新枠で『ポケモン』が『まる子』と視聴率対決
2018年10月20日 20:46
10月から新枠での放映となった『ポケモン』の視聴率が、同時間帯の『まる子』と比べ半分以下であることが判明した。一方で移動前の『ポケモン』の視聴率と比べてみると、実はあまり変ってもいないのも事実のようだ。
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■視聴率で見る人気アニメ対決!
市場調査などをおこなうビデオリサーチによると、10月7日から日曜18時に移動したテレビ東京系のTVアニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』の初回視聴率が、関東地区で3.1%だったことが判明した。これは同時間帯に放映されているフジテレビ系のTVアニメ『ちびまる子ちゃん』の8.3%と比べると、半分以下の数値となっている。
また同じ週(10/1~10/7)のアニメ視聴率ランキングでは、1位『サザエさん』11.6%、2位『まる子』と続き、『ポケモン』は7位にランクインしていたものの、翌週(10/8~10/14)になるとトップ10外となっている。
とはいえ、『ポケモン』の旧時間帯における最終回(9/13)の視聴率は3.0%であり、最近の『ポケモン』は3.0%以下が続いているため、その低視聴率に嘆くファンも多い。さらに新枠での『ポケモン』最初の放送が、番組のメインキャラであるピカチュウを主人公にした「大量発生チュウ!ピカチュウのたに!!」だったことなどでも注目されていたようだ。
また9月30日放送の『まる子』の視聴率9.9%と比べれば、10月7日放送分は「1.6%」も減ってはいるが、さらにその前週(9/23)の『まる子』の視聴率が8.8%であったことを加味すれば、同時間帯に『ポケモン』を投入したことで視聴率を取られたとはいい難いかもしれない。
ゲームから人気に火が点いた『ポケモン』は、1997年4月1日からテレビアニメがスタートし、今年で放映21年を迎えている。一方の『まる子』は、2018年8月にガンで死去した漫画家・さくらももこ氏の作品で、テレビアニメは1990年1月7日からと、『ポケモン』より7年も前からお茶の間に登場しており、『サザエさん』と並ぶ「国民的アニメ」とも称される程の人気作品だ。
とはいえ『ポケモン』グッズの売れ行きは現在も好調であり、海外では『POKEMON』の呼び名で愛され続ける、まさに「モンスター級」の作品であることは間違いないだろう。(記事:高塔・記事一覧を見る)