種族を越えた!真実の愛TVアニメ『地獄先生ぬ~べ~』
2018年10月19日 23:56
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
皆さんは妖怪・幽霊と聞くと、どの様なイメージを持たれているでしょうか?多くの方は、「存在しない。」「異形の者」「人間にとって恐怖」というイメージです。そんな幽霊と先生が、時には戦い、そして時には友情を育む、幽霊の常識を覆すアニメが『 地獄先生ぬ~べ~ 』です。
時には生徒に助けられ、時には生徒と一緒に強敵と戦うといった、流行りの言葉で表現するならば「ダサカッコいい大人」な先生が見せる、笑いもあり感動ありのアニメ『地獄先生ぬ~べ~』を紹介したいと思います。
このページの目次
1 『 地獄先生ぬ~べ~ 』とは?2 一般的な妖怪・幽霊モノのアニメじゃない。3 これぞ種を超えた「究極の愛」?4 最強の武器「鬼の手」5 むかしも・・そして今も。変わらない『 地獄先生ぬ~べ~ 』が魅力!
■『 地獄先生ぬ~べ~ 』とは?
『地獄先生ぬ〜べ〜』(じごくせんせいぬーべー)は、原作:真倉翔・作画:岡野剛による漫画作品、およびそれを原作とした各種作品群である。略称は「ぬ〜べ〜」。
主人公:鵺野鳴介(ぬえのめいすけ)(以下ぬ~ベ~と書きます。)は日本で唯一の「霊能力教師」で、左手に鬼の力を封じ込めた【鬼の手】を持ち、童守小学校5年3組の担任として生徒や、その友達・家族の為に妖怪・幽霊と戦います。
■一般的な妖怪・幽霊モノのアニメじゃない。
「妖怪・幽霊」といった類の存在をメインにしたアニメやマンガの中で「妖怪同士で戦う」「妖怪・幽霊が人間に悪さをする・傷つける」等、『妖怪人間ベム』『ゲゲゲの鬼太郎』の様な展開は多くあると思いますが時には戦いを経て、敵だった妖怪と仲間になり、友情を育んだり、種族の壁を越え結婚する。そんな『究極の愛』と呼んでもおかしくないストーリー。
全体的には、スケベシーン・ケチでアホなシーンが多い様な気がしますが、それでも妖怪と全力で戦うぬ~べ~先生はカッコいいです。
■これぞ種を超えた「究極の愛」?
座敷童や人魚の「速魚(はやめ)」・雪女の「ゆきめ」等の「妖怪の女性」にはモテる事が多い。(しかし、人間の女性にはモテず。意中の「律子先生」には殆ど振り向いてもらえず。)
玉藻京介(たまも きょうすけ)(妖狐)とは、戦いの中でお互いを認め合ったライバル。と様々な妖怪と仲間になる事もあります。
いわゆる(人間の)男女間の愛・友情だけじゃなく、誰とでも仲良くなれる。
物語終盤に、本当に好きなのは律子先生ではなく、いつも自分を見てくれている。ゆきめの事が好きだったと認め、結婚する。
■最強の武器「鬼の手」
ぬ~べ~先生が除霊・幽霊との交信等を行う時に使う道具として「数珠」「水晶」「呪文」がありますが、特に強いのは「鬼の手」。これはぬ~べ~先生が新任教師として赴任した小学校で、鬼に憑りつかれた生徒を助けようとして、自分の左手を吹っ飛ばされたのですが、恩師の美奈子先生と協力して自身の左手首に封印しそれ以降、妖怪退治等の時は封印を解き武器として使っています。
アニメ後半で実体化しぬ~べ~先生と覇鬼が戦った時は、力こそ怪力でしたが知能はバカなので、目の前のモノに気を取られる事が多く、兄妹にもバカにされているのがおもしろかったです。
戦いの末、弟・絶鬼は地獄に送り返され、妹の眠鬼は5年3組の生徒として人間界に残りその後は、兄・覇鬼(鬼の手)と最終回までぬ~べ~先生と一緒に妖怪達と戦いました。
■むかしも・・そして今も。変わらない『 地獄先生ぬ~べ~ 』が魅力!
アニメ放送当時、10歳だった著者は毎回オープニングで流れるナレーションの
「この世には 目には見えない闇の住人達が居る
奴等は時として牙を剥き 君達を襲ってくる
彼は…そんな奴等から君達を守るため地獄の底からやって来た──
正義の使者──なのかもしれない……」
という言葉とナレーターの喋り方に怖がりながら、毎週欠かさず見ていました。もちろん、再放送(朝のこども劇場 90年代:夏休み子供スペシャル 2000年)もちゃんと見ていた事を思い出します。
2014年には、関ジャニ∞の丸山隆平さん主演で実写ドラマ化も放送されました。
ドラマのキャストには、アニメ版のファンの方から見ると賛否両論あると思いますが、否定的な意見は置いておいて、著者的には主人公ぬ~べ~の父親:無限界時空(むげんかいじくう)がアニメ版と、テレビドラマ版で高橋英樹さんが演じられた時の容姿がそのままだった事が一番印象に残っています。
少年誌『グランドジャンプPREMIUM』で、原作マンガ『地獄先生ぬ〜べ〜』の続編になる『地獄先生ぬ〜べ〜NEO』が連載されており、著者は月2回の発売日に読んでいます。
昔のままの画や話の作り方に、懐かしさを感じながら読んでいます。
文章:あそしえいつAM
(あにぶ編集部/あにぶ編集部)