米国、過去15年で地方の新聞1800紙超が消滅

2018年10月17日 22:39

 米国では2004年以降で1800以上の新聞が廃刊になっているという。

 米国では日本のような「全国紙」はほとんどなく、各地域向けに発行される地方紙が主流となっている。地方紙にはWall Street JournalやNew York Timesのような大手から零細企業によるものまで多数があるが、一方で新聞業界の苦境も報じられている。AFPによると、過去15年で米国で廃刊となった新聞は1800を超え、全米3143郡のうち半数では新聞が1紙しか発行されておらず、その1紙も発行部数の少ない週刊紙が多かったそうだ。また、200近い郡では地元紙が存在しなかったという。

 また、最近ではトランプ政権が新聞で使われるカナダ産の紙に高関税を課す措置も実施され、これによるコスト増も問題となっている(産経新聞朝日新聞)。

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