TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第1話「先輩はバニーガール」【感想コラム】

2018年10月17日 09:57

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

 遂に「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」通称“青ブタ”が始まりましたね。筆者は公式サイトやPVを見て、にじみ出る何とも言えない切なさに放送前から心動かされそうだと気になっていました。

 「青春」×「思春期症候群」が織りなす、切ない思春期ファンタジーに期待しながら、第1話を見ていきましょう!

このページの目次
1 TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第1話「先輩はバニーガール」のあらすじ2 空気のように消えたバニーガール3 願い事が現実へ4 咲太が否定できない証拠5 TVアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』第1話「先輩はバニーガール」の感想

■TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第1話「先輩はバニーガール」のあらすじ


 峰ヶ原高校に通う2年生「梓川咲太」(CV:石川界人)が目を覚まし、自分では見覚えのない一冊のノートに目を向けると、そこには信じられない事が記されていた――。

 5月6日、野生のバニーガールに出会った。そう書き始められていました。

 図書館でバニーガール姿をした「桜島麻衣」(CV:瀬戸麻沙美)と出会ったことで物語が進んでいく。

■空気のように消えたバニーガール


TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第1話「先輩はバニーガール」【感想コラム】

画像引用元:©2018 鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project

 5月6日、にわかに信じがたい出来事が起こっていたようです。

 図書館でバニーガールが机の上で座ったり、読書している人の目の前でわざと手を振ってみたりとあえて目立つように振る舞っていた。

 しかも、誰一人として見向きもしないし、注意もされない、その姿は咲太以外に見えていないようですね。

 不思議そうに咲太が眺めていると彼女の方から「あなたには、まだ見えてるんだ」落ち着いたように声をかけ、その場を立ち去ろうとしますが、彼女を引き止めて同じ学校に通っていること、お互いに自己紹介をすると桜島麻衣から忠告を受ける。

 それは「今日見たことは忘れること、こんりんざい関わらないこと」でした。

 先輩という立場もあるのでしょうけど、ここまでハッキリ言われたら心に来ますね。

 でも、気になったのは麻衣が何げなく“まだ”と話していました。という事はですよ、いずれ忘れてしまうというですかね?

 どちらにしても、人から見えないって最初は楽しそうですけど、時間がたつと孤独を感じてしまいそうですよね。

■願い事が現実へ


 関わるなと言われたものの、あんな体験を簡単に忘れられるわけもなく、咲太は麻衣のことが気になってしまう。

 麻衣は中学まで人気女優としてテレビや雑誌で、見かけない日はないほど人気を誇っていたのです。その仕事が忙しさゆえ学校に来られなかったため、クラスで浮いた存在となってしまった。今は活動休止しているという話を聞きます。

 咲太も話していましたが、高校デビューが少し遅れただけで、関わりにくい人に位置付けられてしまう。特に有名人とあって話しかけにくいのでしょうね。

 そして、駅のホームで咲太は麻衣とバッタリ出会い、会話の中で桜島麻衣の願いを耳にする。

 「あの桜島麻衣って言われて注目されて、それでいつからか願うようになったの。私の事を誰も知らない世界に行きたい」というものでした。

 その願いが徐々に現実でも起きていることに気づいた彼女は目立つようにバニーガールのコスプレをして本当に自分のことが見えていないのかを確かめていたらしいのです、彼女の声さえも聞こえない人もいる様で。

 ここまで、話を聞いてもとても簡単に信じられる内容ではないですよね。

 でも、咲太はバニーガール姿を実際に目撃していますし、ウソをついてるとは考えづらいと思うのですが、その他に信じざるを得ない確かな証拠がありました。

■咲太が否定できない証拠


TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第1話「先輩はバニーガール」【感想コラム】

画像引用元:©2018 鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project

 それは咲太の過去に暴力をふるい、相手を病院送りにしたと悪いウワサが病院送り事件として流れてしまいます。

 ウワサのキッカケは、咲太の妹「梓川かえで」(CV:久保ユリカ)がクラスメートからSNS上でいじめにあってしまい、書き込みを見るたびに無数の傷や痣が刻み込まれるという精神的ショックと身体的苦痛を伴う不可解な現象に襲われます。

 さらに咲太にも、何の前触れもなく胸に大きな傷が表れて病院に搬送された実体験を麻衣に打ち明けます。

 このことが間違った形で伝わってしまったというのが、病院送り事件の真相らしいのです。

 常識では考えられない出来事「思春期症候群」が麻衣にも表れたのではないか?と話します。

 咲太は人からは見えない以上のものを感じ、足早に自宅へと向かう。

 「観測されなくなるという事は、見えなくなるという事だけじゃなくて、つまりはその存在さえも…」

 すると、桜島麻衣が自宅の前で座り込んで咲太の帰りを待っていた――。

■TVアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』第1話「先輩はバニーガール」の感想


TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第1話「先輩はバニーガール」【感想コラム】

画像引用元:©2018 鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project

 図書館にバニーガールがいる…えっ何でいるんだろ?しかも、堂々と恥ずかしがっている様子もなく、一言で表すならあの格好はエロかった…。

 麻衣が有名人ならではの心の内を話していた時は、自分の願いが叶うのかなと思っていましたが、梓川兄妹に起きたことを踏まえるとどうも違ったみたいですね。

 思春期症候群は精神面が不安定になるとそれぞれの形で表れるんでしょうか?

 自分では思うようにコントロールできるわけじゃないみたいでしたし、続きが気になりますね。

 それと桜島麻衣が足をわざと踏んだり、咲太のお腹をつねったりSぽい一面と咲太もまんざらでもないMな感じのやり取りも好きでした。

 特にその中で、咲太が「場の空気を読ないといけない」と語っていましたが、独特の言い回しながら大事な部分をしっかり押さえている気がして惹かれました。

 文章:あそしえいつYH

 まさに青春、心揺さぶる!!『 さくら荘のペットな彼女 』

(あにぶ編集部/あにぶ編集部)

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