“ネット炎上供養”に“ナムいライトアップ”? 今、お寺がアツイ!

2018年10月15日 11:11

 新潟の国上寺では10月7日、ネット上で「炎上」した発言や画像などを供養する「炎上供養」のお焚きあげが行われ話題となった。当日までに寄せられた467件の投稿は木製の札に書き込まれ、火にくべられた様子などがテレビでも取り上げられている。

【こちらも】新潟県最古の寺・国上寺、ネット炎上供養サイトを立ち上げ

 また11月2日から12月2日の間、京都の知恩院では「秋のライトアップ2018」と称した夜間特別拝観を実施。「木魚EDM」や僧侶によるノリノリのPVが公開され、こちらもネットなどで話題となった。

■ネット炎上をお焚きあげし、アイドルやお坊さんバンドも登場!

 最近お寺が意外性の高いコラボや催しなどで話題となっている。

 新潟の国上寺(こくじょうじ)では10月7日、軽率なネット投稿で非難を浴び「炎上」した発言や画像を供養する「炎上供養」のお焚きあげがおこなわれ話題となった。当日は全国から寄せられた467件もの“炎上した”投稿が、撫木(なでき)と呼ばれる木製の札に書き込まれた後、修験僧の手により炎の中へとくべられた映像などは、マスコミでも大きく取り上げられている。

 また京都の浄土総本山である知恩院(華頂山知恩教院大谷寺)では、11月2日から12月2日の1カ月間、17時30分から21時30分までの時間帯に「秋のライトアップ2018」と称した夜間特別拝観を実施。それに先がけ「木魚EDM」によるノリノリなイベントPVが公開されている。知恩院ではInstagram連動企画も用意されており、(知恩院を) 撮影した写真に「#ナムい」や「#知恩院」を付けて投稿すると“何かが起きる”とのこと。他にもオープニングイベントとして「おてつぎフェス」の開催、浄土系アイドル「てら*ぱるむすめ」やイベント限定のお坊さんバンド「ぽくぽくすまいる」などが登場する。

■新しいお寺との付き合い方

 お寺では以前から禅修業や宿泊体験などの試みがされていたが、積水ハウスとコラボした外国人観光客向けの「宿坊」や中野にある「坊主バー」などは、最近ではニュースでも大きく取り上げられ記憶に新しいかと思う。前者は複合施設での体験型サービスで、寺社で宿泊、写経、座禅体験ができる。後者は本物の僧侶が運営しており、お酒を飲みながら「人生相談」が可能だ。

 ココロとカラダのデトックスとして寺カフェなどもあるのだが、私たち現代人がそれだけ毎日の生活に“神や仏”に救いを求めているのかもしれない。(記事:高塔・記事一覧を見る

関連記事

最新記事