1日30分・7日間着用で睡眠を改善するというメガネ型デバイスが登場
2018年10月2日 18:27
1回30分・7日間連続で着用するだけで睡眠の質が良くなるというメガネ型デバイス「PEGASI」がMakuakeにてクラウドファンディング中だ。プロジェクトは11月29日まで行われており、現時点で目標金額を大きく上回る260%以上の支援が集まっている。
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■緑のLEDライトで眠りの質を改善するデバイス
就寝時にスマホのブルーライトを浴びることで睡眠のリズムが崩れることはよく知られている。日本人成人の3人に1人が睡眠に関する悩みを抱えているという調査結果もある。このウェアラブルデバイスは、これらの問題を無理なく手軽に解決するために開発された。
「PEGASI」の使い方は午前7時~9時の間に30分着用するだけ。デバイスからは緑色の光を発し、体内時計と「メラトニン」分泌の調整をサポートするという。このメラトニンは別名・睡眠ホルモンと呼ばれ、快適な眠りには欠かせない。だが寝る前にパソコンやスマホなどを見てブルーライトを浴びたりすることでこのメラトニンの分泌が乱れやすくなる。この乱れに対して緑色の光を発する方法で睡眠を整えるという仕組みだ。
2012年にはNASAが、宇宙飛行士の睡眠を整えるため時限露光処理を使用。この方法が有効だと証明し、薬を使わない安全な睡眠の質を整える方法として注目されているという。今回登場した「PEGASI」は第2世代で、第1世代は過去2年にわたり世界中で5万人以上に使用されたという。
なお、このデバイスにはスマホから操作できる専用アプリがあり、それぞれのライフスタイルや好みにあわせて時間をカスタマイズすることもできる。デバイスの重さは48gで、バッテリーはリチウムイオンポリマー電池300mAh。フル充電で3回使用できる。製品には PEGASI2.0本体のほか、充電用マイクロUSBケーブル、取扱説明書がついてくる。
価格は100名限定早割25%オフで1万6,740円(税込)から。効果には個人差があり、目の病気がある人は事前に眼科医に相談が必要とのこと。忙しいビジネスパーソンにとって、身につけるだけで睡眠をよくできるウェアラブルデバイスは大きな助けななるかもしれない。