1年に約220億個のから揚げが胃袋に 1人平均は月20個 全国から揚げ調査

2018年10月2日 11:33

 ニチレイフーズと日本から揚げ協会の調査によると、1年間に日本全国で食べられているから揚げの個数は約220億個と推計され、1人平均では月20個食べていることが分かった。

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■1年間で240個

 1日、冷凍食品などを製造・販売するニチレイフーズは「全国から揚げ調査2018」を発表した。これは、同社と一般社団法人日本唐揚協会が協力して行った調査結果をまとめたもので、2018年6月に全国20~79歳の男女(1万3,922名)などを対象として、インターネットによるアンケートを行っている。

 これによると、1年間で食べているから揚げの個数を約220億個と推計。1人当たりでは1年で約240個(月に約20個)となる。なお、調査対象には10代の回答が含まれていないことから、実際の消費個数はさらに上回るのではないかとも推計している。

■青森、大阪、福岡がトップ3

 都道府県別で最もから揚げをよく食べているのは青森県で、月に1人平均32.0個食べている。次いで、大阪府(30.9個)、福岡県(29.9個)、東京都、岩手県などと続く。反対に食べている個数が最も少ないのは愛知県で、月に14.1個と青森県や大阪府の半分未満に留まる。次いで、新潟県、鳥取県、栃木県、秋田県などが食べている個数の少ない県だ。

■「手作り」に「惣菜」が肉薄

 月1回以上食べているから揚げの喫食頻度について尋ねたところ、最も多かったのは手作りの39.5%だった。しかし2位の惣菜も37.5%となっており、スーパーなどでから揚げを買ってきて食べる頻度も多いことが分かる。日本から揚げ協会の推計によると、全国のから揚げ専門店の数は、2011年の420店から2018年4月には1,408店に増えていると推定しており、そうした状況も今回の結果に影響を与えていそうだ。3位以下は、冷凍食品(23.7%)、コンビニ(21.8%)、外食店(16.9%)となっており、総じて手作り以外のから揚げを食べる頻度が多くなっている状況も伺える。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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