住まいづくりから、自撮りスキンケアまで ここまでできる最新企業アプリ
2018年9月30日 22:40
スマホやインターネットの普及によって、私たちの生活は大きく変革した。その立役者といえるのが、多彩なアプリケーションだ。店舗のお得なサービスクーポンを取得するようなものから、ゲームや音楽などを楽しむもの、写真や動画の加工アプリ、ソーシャルネットワークサービスなど、アプリの種類や用途、目的は多種多様。これまで特殊な機材が必要だったようなことでも、アプリをインストールするだけで、誰でも簡単に体験できるようになった。
そんなアプリの中でも、今注目が高まっているのが企業系アプリだ。企業が提供するアプリといえば宣伝や広告目的というイメージが先行してしまうが、実際に使ってみると、これがなかなか面白い。考えてみれば、企業はその道のプロ。専門的な知識やノウハウを駆使して作られたアプリは、他にはない唯一無二のものだ。しかも「こんなことまでできるの?」と驚くようなアプリも多い。
例えば、資生堂〈4911〉が提供している撮るスキンケアアプリ「肌パシャ」は、iPhoneで肌を自撮りするだけで、肌のきめ年齢、水分量、皮脂量、毛穴の状態などをチェックしてくれるスグレモノだ。さらに毎日の天気に合わせたスキンケアアドバイスや生活習慣のアドバイスもしてくれるので、肌にまつわる知識を得たり、美肌づくりの習慣を身につけることができる。
積水ハウス〈1928〉が提供している「すまい塾アプリ」は、クイズやアンケートに答えていくと、間取りの考え方や資金計画の立て方、インテリアや外観に関するアドバイス、見落としがちな建ててからのメンテナンスに至るまで、住まいづくりに必要なことを楽しく学ぶことができるアプリだ。アプリユーザー全員が答えたアンケート結果を見たり、ローンシミュレーションをしたりすることもできる。住宅購入で失敗しないために雑誌などで情報収集する人も多いが、考えるべきことや専門的なことが多すぎたりして、途中で挫折することも珍しくない。でも、アプリならスキマ時間にできるので、「楽しみながら自然に」必要な知識を得ることができるのではないだろうか。
アイウェアブランドのJINS〈3046〉が展開するアプリも面白い。同社の「JINSアプリ」は、店頭で購入したメガネの保証書や度数情報が管理できるほか、「FACE MATCH」機能を使えば自分に合うメガネをアプリ上で試着することができる。さらにスタッフ3,000人が作ったAI機能「JINS BRAIN」を使えば、メガネの似合い具合を客観的に判定してくれるのだ。メガネ使用者にとって、自分に合ったメガネを知っておくのは、イメージアップにもつながるだろう。
ここで紹介した他にも、趣向を凝らした様々な企業アプリがどんどん増えている。その業種やサービスに興味のある人はもちろん、そうでない人も、一見の価値はある。ぜひ、いろいろチェックして活用していただきたい。(編集担当:藤原伊織)