新しいダークヒーローの登場!「ヴェノム」を主役にした映画が11月公開
2018年9月30日 10:23
■「スパイダーマン」から人気ダークヒーローがスピンオフ!
マーベル出身のヒーローはこれまで多数映画化されており、アイアンマンをはじめキャプテン・アメリカやX-MENなど誰もが知っているキャラクターも多いが、その中でも人気を博したのがスパイダーマンではないだろうか。
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スパイダーマンも過去に何度か映画化されているも、特に人気だったのがトビー・マグワイアが主演を務め興行収入も25億ドルを記録した「スパイダーマン」シリーズ(1~3)だと思われる。本作品でははグリーン・ゴブリンやドクター・オクトパス、サンドマンなど様々な悪役との死闘を演じたが、特に印象的だったのがヴェノムではないだろうか。
ヴェノムは「スパイダーマン3」にて、正義のスパイダーマンのアンチテーゼ的な存在として登場した。そのおぞましい姿と共に出現した最大のライバルは、新たなダークヒーロー像も同時に打ち立てることとなった。非常にインパクトのあるヴェノムはアメコミでも様々な形で主人公扱いの作品が作られているが、ついに11月公開予定の映画「ヴェノム」でも主役の座を奪うことになった。
■新作映画「ヴェノム」のあらすじ
「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団。その財団は「歴史的偉業」をさらに解明するために、非人道的な実験を行っては死者を出している状態だった。その噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)は、危険を顧みずライフ財団に侵入することとなる。
巨大な財団の不正をジャーナリズムによって裁く。信念に突き動かされるまま動くエディは、潜入先にて人体実験の様子を目の当たりにする。しかし、その中で人体実験の被験者と接触してしまい、その上に実験対象と思われる地球外生命体に寄生されることとなる。
命からがらエディはライフ財団から脱出するも、次第に寄生した地球外生命体が自分に語りかけるようになる。その声は段々きくなり、ついには身体も黒く染まり始める。そしてエディは、ヴェノムへと変貌を遂げてしまうのだった。
■共存する2つの意思が「ヴェノム」を生み出す
映画「ヴェノム」の主役であるエディ役には、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、「ダンケルク」のトム・ハーディが抜擢。ジャーナリズムによって世界を正しい道に導きたいと考えていた彼が巨大な力を手に入れ、その地球外生命体と協力しながら巨悪を倒していくのが主なストーリーになるようだ。
本作の「ヴェノム」ではヴェノムが完全なる悪役として描かれる様子はなく、どちらかといえば「バットマン」や「デビルマン」のようなダークヒーロー的な存在として描かれるようだ。昨今ではこうした不正をダークな力を持って正そうとするヒーロー像にスポットが当たることも多くなっており、「ヴェノム」にもそうした活躍を期待したいところだ。
映画「ヴェノム」は11月2日から全国の映画館にて上映予定。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)