ボルボ、新型「V60」を日本市場に投入 価格は499万円から

2018年9月27日 07:21

■「V60」初の全面改良

 ボルボ・カー・ジャパンは、全面改良を受けたステーションワゴン「ボルボV60」を日本市場にて9月25日より販売を開始した。新型V60は美しいスタイルとボルボならではの安全装備を備えつつ、日本でも扱いやすいボディサイズとなり、車両価格も499万円からと魅力満載だ。

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 輸入車メルセデスやBMWと並んで日本でも人気の高いボルボ。その中でもステーションワゴンの人気は絶大で、ワゴンブームが過ぎ去った今でもボルボのステーションワゴンの人気は衰えていない。そのステーションワゴン、「V60」が全面刷新されいよいよ日本市場に投入される。

■デザインだけではない広大なラゲッジスペース

 新型V60は、T字型のLEDヘッドライトをはじめ、シャープなショルダーラインなど美しいデザインと、機能性を両立させたスタイルを採用した。ボディは先代より全長を125mm拡大し、全高は45mm低く下げているため、ステーションワゴンならではの伸びやかなスタイルとなっている。

 それに対して、全幅は15mmとわずかながら縮小している。わずか15mmなので実用上は変化はないものの、扱いやすいボディサイズになったというイメージは大きい。

 洗練されたスカンジナビアンデザインのインテリアには、装備も充実。また、多彩な使い方ができるラゲッジスペースは後席利用にでも529L、後席を倒せば1441Lという容量を誇り、電動開閉機能付きのテールゲートも搭載している。

■ボルボといえば安全性能 最新の安全技術を全グレードに標準装備

 新型でもこの期待を裏切らない。16種類以上の先進安全・運転支援機能「インテリセーフ」を全車に標準装備している。中でも新たに搭載した「シティ・セーフティ」には、「対向車対応機能」を搭載。「対向車線衝突回避支援機能」、「右折時対向車検知機能」とともに安全性を高めている。

■PHEVを2タイプ用意

 パワートレインは、2.0Lのガソリンエンジンと、2種類のPHEVを設定している。「T5」は2.0L 4気筒直噴ガソリンターボエンジンを、「T8 TWIN ENGINE AWD」は2.0L 4気筒スーパーチャージャー直噴ターボエンジンとPHEV、そして「T6 TWIN ENGINE AWD」はさらにパフォーマンスと高効率を追求し、エンジン出力253ps+モーター出力87pのPHEVシステムとなる。なおPHEVモデルは全車4WDとなっている。

■インフォテイメントもオーディオも

 近年の新型車には必須となっているインフォテイメントシステムも進化した「SENSUS(センサス)」を搭載。目的地設定、メディア、温度調整は音声でコントロールでき、アップルカープレイやアンドロイドオートに対応する。そして、インパネ中央には9インチのセンターディスプレイを配置し、必要な情報は12.3インチ・ドライバーディスプレイにも表示する。

 また、ボルボはオーディオも超一流。Inscriptionグレードに標準装備されるharman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステムの他にも、世界最高水準のパフォーマンスを誇るBowers & Wilkinsプレミアムサウンド・オーディオシステムも用意されている。

・T5 Momentum: 499万円
・T5 Inscription: 599万円
2.0L 4気筒直噴ガソリンターボエンジン
最高出力254ps、最大トルク350Nm

・T6 Twin Engine AWD Inscription: 749万円
2.0L 4気筒スーパーチャージャー直噴ターボエンジン+モーター
最高出力318ps+電気モーター87ps

・T8 Twin Engine AWD Inscription: 819万円
2.0L 4気筒スーパーチャージャー直噴ターボエンジン+モーター
最高出力253ps+電気モーター87ps(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

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