エリック・シュミット、インターネットが2つに分かれる可能性言及
2018年9月26日 17:48
あるAnonymous Coward曰く、 Googleの創業者で前CEOのエリック・シュミットが、インターネットが「中国のインターネット」と、アメリカによる「中国じゃない方のインターネット」に分かれる可能性は考えられると述べたそうだ(CNBC)。
ヴィレッジ・グローバル(Village Global VC)の主催するイベントで寄せられた、「たとえば10年か15年くらいしたら、インターネットが3つか4つに分かれている可能性はあるだろうか?」という質問に答えたもの。
氏はこれについてこう答えている。
先ほどまで中国にいたんだけれど、中国で作られつつある企業とサービスの規模、生み出される富の量はすさまじい。そして中国のインターネットが国のGDPに占める割合はかなり大きい。アメリカも大した割合ではあるんだが、それでも中国の割合の方が大きい。
「ああ、中国はインターネットでうまくやってるんだな」と思うかもしれないが、それだと見落としていることがある。グローバリゼーションとは、彼らもやり始めているということだ。いずれ中国由来の製品やサービスに、ファンタスティックなリーダーシップを目にすることになるだろう。本当に危険なのはそういった製品やサービスと一緒に、異なるリーダーシップの枠組みが入って来るということだ。検閲やコントロールと共にね。
BRI(60ヵ国が参加する一帯一路構想)をみればわかるが、幾ばくかの自由と引き換えに、その国々が中国の持つインフラを受け入れ始めるのは、完全にありうることだよ。