乃木坂46・西野七瀬の卒業発表に予想外の反応
2018年9月21日 19:20
9月20日、乃木坂46の西野七瀬がブログで年内でのグループからの卒業を発表した。
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センター経験も多く、人気もトップクラスで、さらなる活躍を期待されていたメンバーであるだけに、その衝撃は大きく、多くのファンが驚きの声を上げ、また永島聖羅ら卒業メンバーもコメントをSNSで出している。
ただ、そのファンの声は、卒業をネガティブにとらえて慨嘆するものもあるが、記者が調べた範囲では、どちらかと言えば感謝と、卒業後の芸能活動の応援を表面するポジティブな書き込みのほうが多い。これは少々面白い(?)傾向にある。
乃木坂に限らず、アイドルグループからの脱退は、それを悲しむファンの声か、喜び嘲るアンチの書き込みが目立ち、卒業する本人、あるいは卒業後のグループのことを「終わった」と決めつける傾向が強い。
もちろん、嫌がらせの意味で書き込むものが大半ではあるのだが、今回に関しては「終わった」という書き込みはほとんどなかった。昨年は深川麻衣、橋本奈々未、今年は生駒里奈と、センター経験者の卒業が続き、卒業というものに慣れてきたのかとも思ったのだが、どうやら違うようだ。
この原因として挙げられるのが、乃木坂の卒業生は、本人が芸能活動を希望するものは、すべて……一人残らず、しっかりと活動を続けているというのが大きい。
先日も、ミュージックステーションでは、OGの宮澤セーラがゴールデンボンバーの曲の中で登場し、現役メンバーとニアミスをしたし、舞台、映画、タレント活動など、情報は減るにせよ、追いかけ続けることができ、また現役メンバーとのプライベートでの交流なども垣間見ることができる。
芸能界を引退したメンバーも、しっかりとセカンドキャリアを積み始めていることが情報として伝わってきており、ファンとしては安心することもできる。一方で、3期生がしっかりと新しいファンを作り、2期生が円熟期を迎えて、1期の年少組がリーダーシップを見せ始めているのも大きい。
反抗期キャラだった星野みなみは、暖かく後輩たちを見守る穏やかで優しい女性らしさを身に着け、齋藤飛鳥はエースとしての存在感を放ち始めた。和田まあやも、バラエティでの活躍に加え、アンダーライブでは3期生と先輩メンバーのパイプ役としてメンバーを纏める姿勢を見せている。
こうしたことが、可視化されているため、大多数のファンは悲しみもありながら、未来を楽しめる希望もつなげているのであろう。
当欄でもよく話題にしてきた「アイドルグループの世代交代」という難しい命題に、なんらかの答えを出そうとしている乃木坂46。西野七瀬の卒業もまた、終わりではなく、スタートの一歩となるのだろう。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る)