オタクがアニメ関連の犯罪を取り締まる海外ドラマが話題に
2018年9月17日 11:40
日本のアニメを題材に、アニメに関連した犯罪を“オタク”刑事が取り締まるというストーリーの海外ドラマを知っているだろうか?
このドラマは『ANIME CRIMES DIVISION』のタイトルで、2017年11月にYouTubeにて第1話(Ep.1)が公開。現在までにその視聴回数(YouTubeのみ)は400万回を超えるほどの人気となり、今月から「シーズン2」が公開されたことで、さらなる話題となっているのだ。
■『ANIME CRIMES DIVISION』はどんな物語か?
2017年11月、YouTube上で公開された海外ドラマ『ANIME CRIMES DIVISION - Ep. 1 (ft. ProZD & Alex Wassabi)』。日本語の他にベトナム語、スウェーデン語、ハンガリー語など、様々な国の言語で字幕が製作されたことで、多くの国でも閲覧がされている。そのためか、現在までに第1話の視聴回数は400万回以上にもなっているのだ。
物語は架空の都市「ネオヲタクシティー」が舞台。――この都市には2種類の人間がいる、それが『セーラームーン』のテーマソングを日本語で歌える人間とそうでない人間だ。この世界ではアニメに関する犯罪は警察に通報されず、「アニメ犯罪課(アニメ クライムズ ディビジュン)」へと通報される。そのアニメ犯罪課に居るのが、ドラマの主人公・フルヤ刑事。
ポッキー好きの彼は、東京マルイで購入した『サイコパス』の45MW.TRGドミネーター(エアガン)で犯人を追い詰め、コンテナで密輸されていた“彼女たち”こと多くの抱き枕(=嫁)を見事救出して事件を解決。彼の女性バディ・ディーゼルは『デジモン』好きで、犯行現場が「テツオカネダテツオカネダ公園」といった『AKIRA-アキラ-』ファンにはなんともいえないフレーズが登場する。他にも『ユーリ!!! on ICE』、『ガンダム』、『キルラキル』ネタが登場し、去り際は『NARUTO-ナルト-』走りなど芸も細かい。
かなり“やりたい放題”な感じではあるが、実はこのドラマ、アメリカの大学にある映画製作専門の学科で作られた、いわば“自主制作(同人)映画”。アメリカのアニメ配信サービスである「Crunchyroll」と、YouTuberdeであるフレディ・ウォンさんによるチャンネル「RocketJump」とのコラボなのだ。
どの物語も10分程度の手軽な長さで、9月から毎週金曜日(現地時間)に2ndシーズンが更新されている。全作品がYouTubeにて視聴可能なので、気になる人は是非とも楽しんでみてはどうだろうか。(記事:高塔・記事一覧を見る)