明石市立天文科学館の塔時計、約8時間停止するトラブル
2018年9月12日 22:37
headless曰く、 兵庫県明石市の明石市立天文科学館で10日、日本標準時を刻む塔時計が約8時間停止するトラブルが発生したそうだ(神戸新聞、読売新聞)。
10日は定期休館日の月曜日だったが、定期点検のために技術職員が出勤していた。アラーム音が鳴ったため技術職員が確認すると、午前8時38分で停止していたという。午前9時24分に復旧操作をしたが、2分後に再び停止。時刻を正午に合わせて調査と修理を行い、午後4時52分に復旧したとのこと。長雨の影響で制御基板に水滴が付着したことが不具合の原因とみられている。
1960年に建物の一部として設置された塔時計は明石市のシンボルの一つとなっており、時計塔には日本標準時子午線を意味する「J.S.T.M.」という文字が掲示されている。1978年に設置された2代目は1995年、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)が発生した1月17日午前5時46分で停止。1か月後に復旧したが、震災復旧工事のため1996年に神戸学院大学へ移設された。現在の3代目は1997年に設置され、1998年1月17日午前5時46分から稼働している。この3代目は潤滑油が低温で固まるなどして2008年と2009年にも停止しているとのことだ。